
こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)
様々な事情で「軽貨物を開業しようか?」とお考えの方も多くいらっしゃるかと思いますが、軽貨物を開業することは簡単です。
黒ナンバーの軽バンを購入して税務署に開業届を出せば、その日から軽貨物事業主になれます。

問題なのは「どの仕事を請け負うか?」ということです。
つながりを作りながら働きたい。
とにかく稼ぎたい。
家族との時間を優先したい。
など、それぞれあるかと思いますし、軽貨物と言っても様々な形態があって、正直仕事によっては向き不向きもあります。
この記事では、これから軽貨物を開業したい向けに『仕事の選び方』について、私が実際に軽貨物を開業して感じたことを書いていますので参考にしてみて下さい。
内容・形態・性格から、自分に合った仕事を見つける!
- 内容:宅配or企業配
- 形態:業務委託or直受け
- 性格:一人でor仲間と
⑴大きく分けて軽貨物の仕事は宅配or企業配
軽貨物は軽バンで荷物を運ぶのが仕事なわけですが、大きく分けて『宅配・企業配』があります。
宅配
軽貨物の仕事で一番多く募集しているのが宅配になりますが、宅配でも様々なプラットホームがあります。
- ヤマト・佐川などの大手の宅配
- ゆうパックの宅配
- Amazonの宅配
- ネットスーパーの宅配
など、宅配は仕事も多くあるので見つけるのも簡単ですし、軽貨物で最も稼げるプラットホームのひとつです。
しかし、闇も多いので安易に募集している仕事に飛びつくのはおすすめできません。
※詳しくは後の項目で説明します。
企業配
そして、企業から企業や店舗などに配達する企業配です。
- 同じルートをまわるルート配送の仕事
- 突発的な荷物を運ぶスポットの仕事
- 時間制のチャーター便の仕事
などがあります。
ルート配送の仕事は、労働時間や報酬が決められていることも多く安定した仕事を請け負うことができますが、逆を言えば『自由が利かない』という面もあります。
スポット便は『企業が急な仕事で届けてもらいたい荷物を運ぶ仕事』で自由がある分、売上は安定しない可能性が高い働き方です。
チャーター便は時間制で複数の件数を配送する仕事で売上げがあらかじめ決まっています。
⑵業務委託?直受け?ギグワーク?
軽貨物ドライバーの多くは業務委託で仕事を請け負っています。
たとえば『ヤマト運輸の宅配』の仕事は、ヤマト運輸から直接仕事を請け負うわけではありません。
1社、2社の会社が間に入っているケースがほとんどです。
個人事業主である軽貨物ドライバーは『孫請け』くらいです。
この業務委託先によって、軽貨物ドライバーとして『成功・失敗』が決まってしまう事もあります。

悪徳な業務委託先にいってしまうと搾取され、まともに稼ぐことは出来ないでしょう。
業務委託
- 宅配なら1個いくらなのか?
- 時間制なら時給換算いくらなのか?
- スポットなら距離換算いくらなのか?
私の感覚になりますが、個数単価制の宅配なら1個150円が目安だと思います。
時間制の宅配やルート配送なら2000円前後かと思います。
※ただし契約内容によって適正金額は異なります。
スポットなどの距離制の適正金額については私はあまり詳しくないのでここでは書きません。
悪徳な所に行ってしまうと、1個100円とかで宅配させられているドライバーもいるようです。
たぶん、本人は適正金額が解っていないのだと思われます。
なので、仕事を請け負う際は知識をつけ搾取されないように気を付けなくてはいけません。
直受け
ただ、自分で営業をして直に仕事を請け負うこともできます。
しかし『直受け』は、そう簡単に取れるものではありません。
- 運送業のノウハウがある
- 横・縦のつながりがある
- なにより信用がある
運送業界は『つながりと信用』が大事です。

未経験の新規参入者が『直受け』の仕事を取ることは簡単ではないことです。
ただ、先を見越して営業をかけておくと、いい仕事が貰えるかもしれませんね。
ギグワーク
そして近年はスマホのマッチングアプリで仕事を請け負うギグワークという働き方もあります。
ギグワークは登録もスマホででき、自分の好きな時に働けることのが魅力で自由を求めているドライバーに人気の働き方です。
しかし、2020年11月時点では、仕事量よりドライバー数の方が多くなり自分の好きな日、時間に仕事が取れるとは限らなくなっています。
⑶自分の性格から仕事を見つける
軽貨物は基本的に体力が必要な仕事ですが、
たとえば宅配の中でも、ネットスーパーの仕事は団地の5階に何ケースもの飲料水の箱を階段で運ばなくてはいけない事もザラみたいです。
逆にAmazonの仕事は小さい箱物がメインなので重い荷物はほとんどありません。
企業配にしても、ルート配送なら「何を運ぶ仕事なのか?」最初から重いものか軽い物かある程度わかっています。
しかし、スポット便の場合、その日の運ぶものによっては重い資材などもあるわけです。
自分の体力に見合った仕事を請け負うことが長く働くためには必要です。
そして、自分の正確に合わせて仕事を見つけていくという事も必要です。
たとえば一人で黙々働きたいなら宅配やルート配送ですが、宅配の場合はチームを組んで働くケースもあります。
ヤマト運輸や佐川急便などの大手宅配は荷量も多いのでチームで配達していることが多いですね。

1人で黙々宅配したいなら、AmazonのAmazonの荷物だけを宅配する『デリプロ』や『アマゾンフレックス』があります。
- デリプロはAmazonの業務委託
- アマゾンフレックスはAmazonと直受け
ただし、Amazonと直接契約できるアマゾンフレックスは注意点も沢山あります。詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。
<関連記事>
はじめてのアマゾンフレックス!アカバンに備え注意するべき点は?
人とのつながりを大事にしたいという人は、大手の宅配や企業配のでも人と接することが多い仕事を探していくと良いと思います。
まとめ:自分に合った仕事の見つけ方
- 宅配or企業配
- ルート配送orスポット
- 業務委託or直受けorギグワーク
- ひとりで?orみんなで?
- 体力ある?or無い?
軽貨物の仕事は始めるのも見つけるのも簡単です。
ただし!闇も多い業界なので、未経験で知識もなく飛び込むと搾取されてしまう可能性があります。
個人事業主は自分の身は自分で守らなくてはいけません。
知識を身に付けてから軽貨物業界に飛び込みましょう!
<合わせて読みたい記事>
【軽貨物/初期費用】私が開業前日までに使った金額を公開!