
こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)
あおり運転が社会問題になり罰則がより厳しくなりましたが、私はそれでも「あおり運転は絶対に無くならない」と思っています。
飲酒運転がいい例ですが、一発免取・罰金50万、100万と罰則を厳しくしても無くなりませんよね。
執拗なあおり運転をする者は、一時の感情でとんでもないことをする自分のことしか考えない人間です。
そういった人間に運転免許を交付する限り、あおり運転はなくならないのです。
本来は運転免許を取得する段階で厳しい『適正審査』が必要なのです。
しかし、私は「あおり運転をする者だけが悪いとは言い切れない」と思っています。
私の現職はタクシードライバーなのですが、あおられている車も見かけることもあります。
でも「そんな運転してるからあおられるんだよ…」と思う運転をしてしまっているのです。
今回、私が思うあおり運転が発生してしまう原因と、あおり運転を受けないための対策を書きますので「あおられたくない」方は参考にしてみて下さい。
※誰かれ構わず噛みつき、事件になるような『あおり』をする狂犬のような奴は対象外です。
身勝手な者同士の出会いから始まるあおり運転
私はあおり運転は『身勝手な者同士』が出くわすと起きてしまうことだと思っています。
- 身勝手な運転であおる
- 身勝手な運転をしてあおられている
あおる側の『身勝手な運転』をする奴の特徴
- 遅い車をあおる
- 割り込まれるとあおる
- 後続車に車間距離を詰められるとすぐキレあおり返す。
- 執拗に感情をむき出しにする。
- 周りの迷惑なんて考えない。
自分より遅い車をあおり、そのくせ自分の後ろにピタッと付けられるとすぐキレる。
で、ちょっと前に入られただけで感情的になり、あおる…。
自分の思い通りに運転が出来ないと、イラついて気に入らない車をあおる『短気で身勝手な運転』なのです。
あおれらてしまう人の運転の特徴
では、あおられる人は何故あおられるのか?を考えると、それはあおり運転をするようなヤツをイラつかせる運転をしているからなのです。
- 周囲にペースに合わせられない。
- いらぬ意地を張る。
- あおやすい車に乗っている。
周りのペースに合わせられない人があおられやすい
たとえば高速道路上であおられる原因に多いのがスピードです。
なので、先頭を走るなら法定速度でトロトロ走ってはいけません。
日頃から道交法を遵守している人からすれば「何を言っているんだ!」と思うかもしれませんが、そう思う人はあおられる人です。
スピードの感覚は人それぞれ違います。
時速100㎞をとても速いと感じる人もいれば、すごく遅く感じる人もいます。
「100㎞を速い」と感じる人が先頭を走り、遅いと感じる人がその後ろを走ったら…分かりますよね?
イラつき、あおってきます。
道交法を順守していて正しいハズのあなたが相手をイラつかせ、あおらせる原因を作ってしまっているのです。
たとえば法定速度40㎞の道を時速20㎞であなたの前を走っている車がいたらどう感じますか?
イラつきませんか?
これは高速道路に限ることではないのですが、先頭を走るという事は『自分がペースを作る』という事です。
しかし、自分がペースを作るのはとても難しいことです。
なので「俺は、誰よりも前を走りたいんだ」という気持ちが無いのなら、先頭は走るべきではありません。
そして、一般道で相手を怒らせる運転に多いのが強引な車線変更です。
「今、バックミラー見てないだろっ」というタイミングで入ってくる車が非常に多いです。
サイドミラーをたたんだまま車線変更している車を見たこともあります。完全に見てねーじゃねーか(笑)
運転に不慣れな人にありがちです。
そんな危ないタイミングで入ってきたら誰でも怒りますよ。
このように、あおりたくなるくらい相手を怒らせる運転があおり運転を呼んでいるのです。
もめる覚悟がないなら意地は張らない
- あおられているのに気づいているのにどかない。
- 割り込んでくる自分勝手な車に道を譲らない。
- 車間を詰めすぎて前方の車が急ブレーキ等で警告をしているのに、まだやる。
あおられているのに『意地を張って道を譲らない』でいると相手がイラつきあおってきます。
「なんで俺がどかなきゃいけないんだ!道交法を守って運転してるんだか文句言われる筋合いはない!」
確かにそうですが、空いているんだから先頭を走っていて「自分はそれ以上スピードを出さない」なら、道を譲ればいいんです。
変な意地はいりません。
強引に車線変更する車に道を譲らないのも原因です。
強引に割り込んでくる者は、自分勝手な運転をする『あおるヤツ』だと考えるべきです。
あと見かけるのが、車間を詰めすぎて前の車が怒るケースもあります。
軽く警告する感じのブレーキをかけてきているのに、そのことに気付かずに車間を詰め続けているのを見かけます。
先程も言ったように『あおり気質』のあるヤツは、後ろに付かれても怒ります。
見た目もあおられる原因です
自分勝手な運転とは違うのですが、見た目の弱そうな人(車)もあおられやすいです。
私は黒塗りの『いかにもな人が乗っていそうな車』が、あおられている様を見たことはありません。
明らかにヤバそうな相手に噛みつく人間はそうはいませんからね。
結局は、弱そうだから「あおっても大丈夫」と思われているのです。
事実、私の現職のタクシーは、かなりあおられます。クラクションもいっぱい鳴らされます。
相手は解っているのです。「タクシーはやり返してこない」と。
こちらも毎度のことなので相手にしませんがね。
相手にしなければそこで終り、それ以上発展はしません。
でも、実はいっぱいいるんですけどね。キレるタクシードライバーって…。(苦笑)
ここまでをまとめると、周りの状況を見て合わせられない意地っ張りが、弱そうな車に乗っていると標的にされるのです。
あおられないための3つの対策
ここからはあおられないための対策を書いて行きますが、「自分は悪くないのにあおられる事が多い」という人は、これから書く事を心掛けて運転をしましょう。
- 周りの状況を見て流れにのって運転する
- 意地を張らずに道を譲る
- ドライブレコーダーを必ず付る
周りの状況を見ながら流れに乗って運転しよう!
周りの状況を見ない人、初心者など運転が不慣れな人があおり運転の標的にされてしまう傾向があります。
道路は多くの人が車を運転しています。
なので、必ずしも道交法を守っている自分が正しいわけではありません。
パトカーだって状況により、法定速度よりスピードを出して走行してます。
流れが大事といういい例です。
常にバックミラー・サイドミラー・目視で周りの状況を確認する癖を付けましょう。
そして、流れを大事にしましょう!
- 高速道路では先頭は走らず自分のペースに合った車の後ろを走る。
- 必要のない車線変更はしない。するときは周囲の確認を徹底。
これだけで、あおり運転の標的に合う事は少なくなるでしょう。
それに、常に周りを気にすることは事故や違反の回避にもつながりますよ。
意地を張らずに道を譲りましょう!
あおられたり急ブレーキ等で威嚇されても、相手にしないことです。
もし、片側一車線しかない道で後ろにピッタリと付けられてしまったら、一度横に停車するか思い切って曲がっちゃうくらいの気持ちが大事ですよ。
絶対に意地を張らないようにしましょう。
ドライブレコーダーは必ず付けましょう!
最近は録画の映像から、あおりの取り締まりもしてくれるようなので、ドライブレコーダーは必ずつけましょう!
録画しているのが解れば相手も引く場合もあります。
あおり運転対策だけでなく貰い事故など、こちらに過失が無いことを証明できますし、違反などでも稀に警察の見間違いなんて事もありますからね。
ドライブレコーダーを付ける際の注意点
- 後方も録画できるタイプ
- なるべく画像が鮮明なもの
- 音声も録音できるもの
ケチらず、良い物を買いましょう!
万が一、執拗なあおりを受けてしまった時の対処法
周りも気にして運転しました。道も譲りました。ドラブレコーダーも付けてます。
それでも、執拗なあおりを受けて、万が一車を停められてしまった場合は、必ずドアロックをして即座に110番しましょう。
絶対にドアや窓を開けてはいけませんよ!
できれば、停められる前の追われている段階で110番すれば、2キロ3キロと追われている間にパトカーが来れるかもしれません。
絶対に捕まえてもらいましょう。
まとめ:あおられないために必要な心構え!
あおり運転はあおる方が悪いのは当然ですが、見る視点を変えるとあおられてしまう人も身勝手な運転をしてしまっているのです。
・遅いのに先頭をトロトロ走っている。
・急いでもいないのに道を譲らない。
・周囲の確認をしないで無理やり車線変更をする。
これも、十分身勝手な運転だと思いませんか?
車の運転は車内という独特の個室の空間が身勝手にさせてしまいがちです。
結局は周りのペースに合わさない・合わせられない身勝手な者同士が出くわし、あおりあおられをしているだけなのです。
道交法を順守することも大事ですが、運転に一番大事なことは、周りの状況に合わせた運転をすることです。
譲り合いの気持ちを持てば、交通トラブルは起きないのです。
それでも、あおられてしまったら相手にしない事です。
- ドライブレコーダーを付ける。
- 標的にされない運転をする。
- あおられた時は相手にしないで車線を変えるなどで回避する。
- 執拗なあおりは110番。
あおり運転の取り締まりは厳しくなってきていますが、この先まだまだ無くなることは無いでしょう。
『悪質なあおり運転はドライブレコーダーなどの証拠で即一発免取出来る』ような道交法を作る事ができれば、なくなるかもしれませんね。
なので、そんな時代が来るまでは、自分の身は自分で守りましょう!