サービス業で疲弊している方に…『お客様は神様』は捨てましょう!

こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)

サービス業で『客の対応にウンザリ』している方に、この記事を書きます。

私も10代から20年以上サービス業をしてきましたが、20年前に比べてサービス業は年々『接客対応』が難しくなってきていると思います。

『客』を獲得するため、サービス業で働く多くの人が『お客様は神様』という意識を植え付けられてしまって『割に合わない過剰な接客』をさせられています。

ネットの普及もあって、ちょっとしたことで大騒ぎになってしまいますしね。

結果『つけあがる客』が増え、サービス業で働く者が疲弊しています。

「もう、サービス業はやりたくない…。」

しかし、世の中の仕事はサービス業が多いです。

この厳しい世の中でサービス業以外で仕事は見つからないかもしれません。

なので『サービス業を辞める』のではなく『考え方を変える』といいです。

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モンスターを作っているのは『サービスを提供している側』という現実

驚く女性

サービス業は『客』あってのものですから「ありがたい」という気持ちは持っていないといけません。

しかし『お客様は神様』なんて考えは行き過ぎで、「わがままを聞いてくれる」と勘違いした客がモンスター化していくだけのことです。

人は一度『味を占める』と、次にそれ以下だと不満を持ちます。

「いつもは、こうだ、ああだ」と…。

その不満がモンスターを生み出してしまうのです。

モンスターを生み出さないように『丁寧な接客』をしすぎ、それがだんだん『過剰な接客』に変わってしまい、結果モンスターを生み出してしまっているのです。

結局、モンスターを作っているのは『サービスを提供している側』という、皮肉な結果となってしまっているのです。

一流の『ものまね』をしようとするからモンスターが生まれる。

コンビニやファミリーレストランで、モンスターに土下座をさせられた動画などがあります。

あれこそが『サービスを提供している側』がモンスターを生み出した、いい例だと思います。

「俺は、お客さまだぞ!土下座せんかい!」

お店側が「お客様は神様」と下手に出過ぎるから、あのような『つけあがる客』が出てくるのです。

『一流のおもてなし』を真似しようとした結果、100円の買い物客が土下座まで強要してくるのです。

「たかだか」と言ってはいけませんが、本来は100円、200円の買い物客には『様』ではなく『さん』という気持ちで十分なんです。

『お客様は神様』は従業員をこき使うための言葉

私には『お客様は神様』という指導は、従業員を洗脳に近い状態に持ち込み、コキ使うための手段にしか感じません。

「何があってもお客さまが正しいと思え」
「自分が悪くなくても土下座しろ」

従業員<お客

お客様は神様という指導方針は『ブラックのあかし』と言っても過言ではないと思います。

ホワイトなら、一見のモンスター客より従業員を大切にしてくれるはずです。

過剰な接客は働く者の精神を壊すだけです。過剰な接客を強要されるような職場なら、辞めることを考えた方がいいです。

過剰な接客と対価が比例しないことが問題

泣いている男性

丁寧な接客をしても、良い給料が貰えるわけではないから過剰な接客と思うわけです。

土下座をしたらボーナスが貰えるなら、喜んでやる人もいます。

雇用契約で『お客様は神様』の接客が、目に見える報酬として貰えれば働く価値はあるということです。

割に合わない仕事、対価に見合わない接客をさせられている事が問題なのです。

月給20万円の人に月給50万の人と同じ接客対応をさせている雇い主側がいけないんです。

それは先程も言ったように、一流の物まねをしてしまうからそうなってしまうのです。

従業員の平均年収が300万のサービス業が従業員の平均年収が800万のサービス業のまねごとをしていることが問題。

分相応の接客をさせないから、働く者が疲弊してしまうのです。

「時給1000円のコンビニのバイトにどんだけ求めるだよ」ということです。

「だから、高い時給で募集をかけても人が集まらないんだよ」という事に早く気付くべきです。

私の前職の『葬儀関連』の仕事もいい例です。

年収400~500万貰えればいい業界でしたが、求められるのは5つ星ホテルの従業員のような接客対応でした。

私も年収800万貰っていれば辞めなかったですね。

年収500万では到底我慢できるようなものではないから辞めたんです。

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葬儀業界もこの先人が集まらずに苦労することは目に見えています。

あの業界を見ると、現職のタクシーが良く見えて仕方がありません。



最後に:サービス業を続けるために

多くのサービス業は『割に合わない過剰な接客』が求められます。

「もうサービス業はやりたくない」というのが働く者の本音ですが、私のようにキャリアがないとサービス業しか仕事がありません。

本来なら、雇い主側が売り上げや従業員に支払う給料に見合った『接客対応』を指導してくれればいいのですが、『目先の売り上げ』しか見えてないので期待してはいけません。

ならば、自分の心の中だけでも『お客様は神様』を『お客さん』に変えておくことが、サービス業を長く続ける秘訣です。

ただし、それを表面に出してはダメです。

笑顔を出しながら、心では『うるせーよ!』って思ってるくらいが丁度いいという事です。

心と表情をコントロールできるようになると、サービス業が苦ではなくなりますよ。

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