タクシーに転職をして3年目…成功だった?失敗だった?お答えします!

こんにちは、
現役タクシードライバーのショーです。

なぜ、我々日本人は辞めたくて辞めたくてしょうがない仕事を、体や精神を壊してまで働き続けるのでしょうか?

家族のため?自分のため?

そう言う私も20歳ごろから20年近く働きましたが、これ以上続けては病むと判断して転職を決意。

そして、3年目となりました。

今でも時折、寝苦しい夜に前職の夢を見ます…

夜中に全身汗だくになって目が覚めるような悪夢です…

辞めてもなお、悪夢を見せ続ける仕事をあのまま続けていたら、今頃どうなっていたことでしょう。

でも、転職をして本当に良かったのか?とも思います。

それは、お客さんに「何で、タクシードライバーになったの?」とよく聞かれるからです。

私は実年齢よりも若く見えるらしく、「若いのに何でタクシーなの?もっと、いい仕事あったんじゃないの?」と。

「余計なお世話だよ!」って心の中で思っていますが、多くの人にそう言われると「本当にタクシーで良かったのかな?」と思ってしまう時もあります。

でも、とにかく前職から離れたかった。

で、自分の出来る事や収入面などを考えて、成功できそうな仕事がタクシードライバーだったわけです。

あっ、ちなみに私の年齢は40代前半なのですが、人よっては20代に見えるみたいです。ちょっとした自慢です。

客:「運転手さん若いでしょう~」
私:「40代前半なのですが…」
客:「あっ、そんなに若くないな」

こんな感じです。

話が少しそれましたが、今回の本題。

転職して成功と言えるのか?失敗だったのか?客観的に比較してみました。

タクシーに転職をお考えの方は参考にしてみて下さいね。

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前職とタクシーの過酷だった部分を比較してみる

仕事で我慢出来ること、出来ないことは人それぞれだと思いますが、まずは前職とタクシーの仕事でここが大変と思う部分を簡単にではありますがピックアップしました。

【前職】
肉体労働、常に時間に追われる仕事、365日24時間稼働の業界の下請け業者。
元請けが休みが無いため、休日だろうが夜中だろうがお構いなしに自身の携帯電話が鳴るため、気が休まる時が無い。

【タクシー】
1勤務の時間が長い、運転特有の疲労がある、収入が完全歩合制なので不安定。
長時間の運転に耐えられないと出来ない仕事で、自分の売り上げの一部が給料になるので売り上げが悪いと気が気じゃない。

ぶっちゃけ収入面は上がった?下がった?

一番気になる所ですが、結論から言うと若干ではありますがアップです。

タクシーの給料は歩合給なので、毎月変動しますので月収ではなく年収を比較してみます。

【前職】
勤続20年弱で年収550万ほど。
当然最初からの年収ではなくジワジワと上がって来て、最後の5年ぐらいで年収500万を超えたぐらいですね。
でも、この先は大幅に収入がアップする見込みはなさそうでした。
最大で年収600万くらいかな?

【タクシー】
転職後2年目で年収580万ほど。
年収500万を目標にしていたので、うれしい誤算ですが、歩合給なのでこの先同じ収入が得られるとは限りません。
そして、タクシーも前職同様、大幅な収入アップは見込めないですね。
おそらく年収500~600万をウロウロする感じだと思います。

福利厚生は変わった?社会保険完備だとうれしいですよね!

各種保険、単純な年収よりも大事だと思いますが…

【前職】
・社会保険完備
・退職金有り(積立金なし)

【タクシー】
・社会保険完備
・退職金有り(積立金あり)

各種保険に関しては殆ど変わらずで、退職金に関しては前職は僅かながら出ました。

「あれだけ働いて、これだけかよ~」って思いましたが、出るだけマシなようです。

知り合いの保険屋さんに聞いたところ、積立型の退職金じゃないと少ないとの事なので、毎月積立していないが退職金のある会社で「どれくらい出のかなぁ?」と心配な方

期待しないでください!

しかし、現在のタクシー会社は毎月積み立てがあるので年数に応じて上がるようですが、積立金も大した額ではないし年数も30年40年働くわけではないので、大した金額にはならないと思います。



タクシーは休日が多い!と言われているが…休日や労働時間の増減は?

年収が増えても休みが減ったり、労働時間が増えたのでは意味がないですよね。

【前職】
・毎月の休日は大体5日ぐらい(5日×12ヶ月=60日)
・夏季休暇(有給3日)
・冬期休暇(有給3日)
1年間の休日は約66日

【タクシー】
・毎月の休日は大体4日ぐらい(4日×12ヶ月=48日)
・夏季休暇(有給6日)
・冬期休暇(有給6日)
1年間の休日は約60日
(※タクシーは特殊な勤務体系のため少なめに書いてありますが、実際にはもっと多いです。)

見た目には若干減っていますが、タクシーは下記の記事に書いてあるように隔日勤務という特殊な勤務で明け番というものがあり、私の体感的には凄く休みが増えた感覚です。
タクシーは月の半分が休日って本当!?そのカラクリを説明します。

タクシーはやるもやらないも自分次第です。私は働ける最大の13乗務をしていますが、12乗務にすれば収入は減りますが、休みは増えます。

ちなみに、私が12乗務にすると年収は500万ほどで、休日は年間84日ほどになります。ゆっくり働きたい人には魅力的じゃありませんか?

毎月の労働時間が増えては意味が無い!

【前職】
大体8:00~20:00ぐらい
1日平均勤務12時間×月25日=300時間

暇な時ならもう少し早く上がれる場合もあるが、忙しい時は6:00~22:00なんてのもザラでした。平均するとこのくらいかな?という数字です。

休憩に関しては、電話番や事務仕事をしながらって感じでしたので、あってないようなものでしたので無しとしてます。

【タクシー】
・1出番で最大拘束21時間
・末日が30日の月で262時間
・末日が31日の月で270時間

タクシーの勤務時間は特殊なのでくわしく説明すると分からなくなってしまう恐れがありますが、月に働いて良い時間が決まってます。

休憩時間が足りなかったり、21時間を超えて帰庫してしまうと自身だけではなく会社にも罰則が来てしまいますので、これ以上は絶対に働けないのです。

ちなみに、上記の時間は拘束時間なので休憩3時間が含まれますが、休憩を引いた場合の月の実働は最大231時間になります。

もっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
タクシーの隔日勤務は不規則だけど規則正しいと感じる理由

業界の将来性、会社の将来性を比較してみました!

大手企業でも倒産する昨今、絶対安心という職場は無いと思いますが…

【前職】
・仕事自体は絶対に無くならない業界。
・会社は後釜がいないので先行きが不安。
・この先、年齢的に厳しい。

仕事は絶対になくならないが、時代の流れで客単価が減ってきているので、この先は利益を生むのが困難だと予想されます。

下請けですのでなおさらです。

利益が出なければ満足のいく報酬は得られません。

また、会社の後継者問題がありましたので、う~ん、本当にビミョーな会社でした。

一番の不安要素は年齢的なことで、私は20年近く働き業界を見てきましたが、従業員で50歳以上の人をほとんど見たことがありませんでした。

やはり、肉体的にも精神的にも早々には続かない業界でしたね。

【タクシー】
・東京のタクシーは無くならない。
・会社は2代目に世代交代中。
・無理しなければ年とっても出来る。

ビジネスマン・高齢者・運転しない若者を考えると東京の都心部のタクシー需要は無くなるはずがありません。

そして、会社も2代目に仕事を移行して世代交代中ですので、少なくとも前職の会社よりは安心です。

また、タクシーは皆さんもご存知の通り、おじさん~おじいちゃんドライバーが非常に多いですので、年齢的な心配はさほど感じません。

転職して向上したこと

【ストレス】
転職をして一番実感できていることはストレスが減ったことです。

前職は常に時間に追われ、四六時中仕事のことを考え、休日でも関係なしに取引先からの着信があるたびに怯え、365日24時間気の休まる時がありませんでした。

元旦に嫁さんの実家でなる着信は格別にストレスがかかりましたね。

タクシーは運転のストレスはかかります。割り込んで来たり、あおって来たり、酷い運転するやつも多いですからね。

でも、前職でかかったストレスと比べたら、かわいいものです。

【プライベートの時間】
先程の休日や労働時間から見た感じでは「言うほどタクシーって時間が取れるのかなぁ?」と思われる方もいるかと思います。

プライベートの時間はかなり取れます。

特殊な勤務で明け番がそうさせてくれますが、実際に働いてみないと伝わらないかもしれませんね。



結果発表~!

  • 年収:わずかながらですがアップ!
  • 福利厚生:ほぼ変わらず
  • 休日:日数は若干減ったが、体感的には大幅にアップ
  • 労働時間:月70時間程度減った
  • 将来性:会社的、年齢的な不安が解消
  • ストレス:大幅に減

ということで…

成功と言っていいでしょう!

最後に…下記の記事で紹介していますが、転職で一番必要なのは勇気です。
会社を辞めたい人が転職を成功させるために必要な3つのステップ!

やれる自信はある!

と、思っても踏み切る勇気が無いと転職は出来ません。

家族がいたりしたら尚更ですね。

でも、踏み切る勇気を持たないと、一生改善はされません。

安月給でプライベートの時間まで奪われ、何のために働いてるんだろう…

高所得者にはなれないなら、せめて家族との思い出くらい作っておきたい!

私はそう考えます。