スポンサーリンク

先日3連休の最終日の出来事。連休の最終日はアタリかハズレしか無いのは承知の上、朝からお客はいるがどれも低単価。乗せれど乗せれど1,000円前後。これでは話にならない、ハズレ日だ。

休憩を消化し、20:30から再開。

20:30の時点で、売り上げ30,000は、B勤務の私には最低の水準だ。しかも、連休の最終日という事は夜は全く期待できない状況。最低の売り上げも覚悟しなくてはいけない流れだった。

某専用乗り場に入ると、直ぐに本郷までの3,000円が出たが、全く足りない。

とりあえず、某専用乗り場に戻ろうと走っていると無線が鳴った。休日の夜の無線など期待はしていなかったが、取ってみると羽田定額だ。しかも、待ち合わせ時間が22:00だったのでアオタン料金で7,000円ほど。今日の私にはデカい…

無事、羽田空港までお客を送り、六本木に向かう。

が、途中、第一京浜の品川駅前で信号待ちしているとお客が乗ってきた。「近場だろう」と思っていたが、予想に反しての板橋区。しかも、高速を使っていいとの事で気分は上がる。

中央環状線の五反田から乗り西池袋で降り、板橋区役所付近まで送ると、料金は先ほどの羽田定額よりもいい8,000円。

朝から苦労したのがウソのように、僅か3回で18,000円は正直言って嬉しい。「巻き返しあるか!」と全力で六本木に向かう。が、この後はようやく乗せた2組が3桁と続き気持ちが切れた。

帰庫時間まで少し早いが諦めて帰る事を決意。気持ちが切れたまま走ってもロクなことはない。

タクシーは安全運転を心がけなければいけない職業である。

意気消沈で営業所に戻っている途中も繁華街を見ていくが空車が多く皆苦労してそうだった。

あと5分ほどで営業所に着こうかと言う時、ひとりの男性が手を上げている。今更と思ったが、ありがたく思う事にする。でも、近場だろう。

乗せると、酒の臭いがする。どちらまで送るか聞くと、訳のわからない事を言う。酔っ払いだ。ここに行ってくれとスマホを見せられるが、全く関係のないページが出ている。

行き先も言えないお客の対応をしていると、空車のままだったので無線が鳴ってしまった。ココで鳴るか、とことんダメな日だと思いながら、酔っ払いの相手を続ける。

ドンキに行ってほしいというが、何処のドンキだかは言えない状態。次に宮前平に行ってくれと言う。宮前平なら悪くない。

しかし、それも違うようだ。

そんな事を5分ほどしていると、ようやくスマホに行き先が出たようで、ここに行ってくれと見せられると、まさかの大船駅だった。

本当に大船駅に行くのか確認をするが、間違いないようだ。支払いもカードでと財布から出してきた。ちらっと見えたが、札もしっかり入っている。これなら取りっぱぐれ無い。

ナビを入れると50キロある。予想外のことに心が踊る。

しかし、問題が2つある。

1つは、寝て起きなさそうという事だ。まあ、駅前だし起きなければ、交番に駆け込むとしよう。

もう一つは、帰庫時間がヤバい。この時点で、残2時間10分。営業所は23区の東の方。ここから大船なんていった事は無いが、きわどい。

帰庫オーバーだけは絶対したくない。そう思いながら全力で環八から第三京浜を走る。

片道50分で大船駅に到着する。お客も寝ずに起きてくれていた。2万収だ。素直に嬉しい。

後は帰庫オーバー。私は諦めない。始末書を書くのは絶対に嫌だ。出せるスピードの最大リミットを維持しながら爆走する。何とか8分前に到着。

結果を見てみれば諦めていたはずが、自身の平均の売り上げより良い数字だった。

タクシーは本当に最後まで分からないという事を再認識させられる乗務だった。