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私は、ジャパンタクシーの車椅子乗車については欠陥商品だと思っている。

あれだけ作業工程のある車椅子乗車を、道端で出来る訳がない。そして、乗務員の売り上げを見ても全く割に合わないものだ。

「出来る事なら、やりたくない。」…これが、ジャパンタクシーに乗っている乗務員の本音の筈。

私も、車椅子乗車の多そうな病院などの近くは走らないようにしていた。

しかし、昨日ついに来るべき時が来た…

朝、出庫してまもなく無線が鳴りお迎え先に到着すると、外で車椅子に乗っている人が待っていた。

「……まさか。」

しかし、今までもこのようなケースはあったのだが、車椅子から降りて乗車する人達ばかりだったので何とか回避できていたのだが、今回は違った。

車から降り声をかけると、「車椅子に乗ったまま乗車できますか?」と。

一瞬、頭が真っ白になった。

この時期は予防のためマスクをしているので、一瞬出してしまった嫌な顔はバレてないだろう。

すぐさま、気を取り直し「大丈夫ですよ、少しお時間かかりますがよろしいですか?」と聞くと、大丈夫との事。

できればここで引いてほしい乗務員の殺し文句を難なく受け入れるお客さん。

「おいおい、金曜の朝っぱらから、止めてくれよ」

これが本音だが、諦め車椅子乗車できるよう準備に取り掛かった。一度、講習は受けているのだが、実際に現場でやるのとは勝手が違う。

説明書を見ながら記憶を頼りに進めるが、一か所上手くいかない部分があり、戸惑ってしまった。

何とか車椅子ごと乗車をすることができて、出発。

お客さんとジャパンタクシーの良くない部分と、改善点などを話しながら目的地に向かうが、この時には吹っ切れているせいか車椅子乗車に嫌悪感は無かった。

少し離れた病院まで送り降車の準備にかかるが、この時はスムーズに出来た。運賃は、3000円程だった。

今回、ジャパンタクシーの車椅子乗車を初体験した感想はというと「これ作ったやつ、マジふざけんな!1回やってみろ!」だ。

乗車に25分、降車と片付けに15分。朝の通勤時間帯の書き入れ時にこの時間のロスは痛い。

今回は、運賃が3000円を超えてきたのでまだ良かったが、万が一初乗り410円でこれを喰らったら、おそらくその日はやる気がなくなるだろう。

しかし、今回車椅子乗車をしてみて思った。

今まで私は「乗務員に丸投げしやがって…」と乗務員が被害者だと思っていたが、一番の被害者は車椅子に乗っている人だという事だ。

「車椅子のまま、タクシーに乗れますよ。気軽に乗ってくださいね。」と、国に言われれば誰でも期待する。

しかし、実際は気軽に乗れるものでは無かった。時間もかかれば、タクシーの乗務員に断られる。今回のお客さんも何度か断られ、今回初めて車椅子乗車が出来たそうだ。

このお客さんから聞いた話だと、トヨタが改良版を作っていて「今度は3分で乗れる」とうたっているらしいので、今後は車椅子の方も安心して乗る事が出来るだろう。

私の担当するジャパンタクシーは昨年に納車されてまだ新しいので、これからも乗車の申し込みがあればあの作業をすることになるだろうが、まあ、頑張るとしよう。

しかし、一番のネックは運動不足により、あの程度の作業で次の日あちこち筋肉痛が…

ヤバいね、体鍛えないと…

あと一つ。一番懸念していた売り上げなのだが、この後『腐らず』頑張ったら、今月の出番で一番の売り上げになった。

もちろん金曜日って事もあるが、車椅子乗車が原因で売り上げが下がる事は無いことが証明された。

気持ちの問題なのだ。

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