【タクシーは月の半分が休みですよ!】このカラクリ教えます

こんにちは、
東京特別区でタクシーやっているショーです。

「タクシードライバーは月の半分以上が休みですよ!」

こんな、タクシーの求人情報を見たことありませんか?

あれを見ると「う~ん…ウソにはならないんだろうけど、この書き方どうかな~?」って思ってしまいます。

『月の半分が休み』なんて聞くと、あんまり働かなくてもよさそうに聞こえますが、一般の仕事と比べて労働時間がとびきり短いわけではありません。

ではなぜ、タクシーは月の半分が休みなんて言われているのか?本記事は、そのカラクリをご説明します。

スポンサーリンク

タクシーの休日のカラクリは勤務体系に有ります!

タクシードライバーの休日を理解するには、勤務体系を知るとより理解しやすいと思いますので、下記に参考記事を用意しておきます。

<参考記事>
【タクシーの勤務について】隔日勤務は規則正しい長時間労働です

簡単に説明すると『隔日勤務』と言って、一気に2日分働きます。

で、タクシーは「乗務後は最低20時間以上の休息時間を儲けないといけない」と法令で決まっています。

この時間を『明け番』と言いますが、明け番を休日にカウントして「休みが多い」と言っているのです。

下記が私の1週間のシフトの一例になります。

(月)7:00~翌2:00
(火)明け番
(水)7:00~翌2:00
(水)明け番
(金)7:00~翌2:00
(土)明け番
(日)公休

上記以外にも火・木・土のシフトや、月・水・金・日と公休日まで4乗務するシフトがあり、バランスよく月に12~13乗務します。

見ていただいてお分かりのように、明け番を休日とすると一週間で休みは4日間あるという事になりますね。

で、月に13乗務したら必ず明け番が13日間発生します。乗務の数だけ明け番が発生するのです。

13乗務は、月に26日働いているのと同じになります。

この明け番を休みと考えれば、確かに月の半分は休みということになりますね。

明け番は公休ではなく、体を休める時間です。

休息を取っている猫

しかし、よく見て下さい!上記の説明には睡眠時間が全く考えられていません。

タクシーは寝ずに働いてくるのですから、仕事から帰ってきたらまず寝ます。

正確には、乗務中に仮眠はしますけどね…

私の場合は、大体いつもAM5:30ごろに家に帰ってきて、風呂に入り、一杯やって6:30ごろから3~4時間ほど寝て午前中に起きます。

で、その日の夜は遅くても21時には寝ますので、明け番で起きてる実質の時間は10時間程度になります。

なので、明け番に朝から夜まで、ビッシリと予定を詰め込むことは出来ません。

それに、明け番で無理をすると、その反動は次の日の乗務に必ず影響がでます。

『疲れて眠くなってなり休憩時間を多く取ってしまい売り上げが下がる。』

こうなります。

ショー

一度、明け番で子供の幼稚園の行事に行って、えらい目にあったので明け番で予定は組まないようにしています。
ただ、若い体力のある20代、30代の人なら明け番でも遊べると思いますよ。

しかも、2日分一気に働くので、疲労も2倍なので、「明け番は寝て終わり」というドライバーも多くいますよ。

明け番の時間の半分程度は睡眠・休息に使う事になりますので、休日と言えるのかはその人次第です。

しかし、睡眠をうまくコントロールして、自己管理をする事が出来れば、プライベートの時間が多く取れる仕事でもある事は間違いありません。



タクシーの本当の公休日は他の仕事とそんなに変わりません。

通常タクシーの勤務は月に12回の乗務になりますが、しっかりと稼ぎたい人は13回乗務します。

これは昼間働いている人の『12乗務で24日』『13乗務で26日』の勤務日数に相当します。

で、明け番を抜いた本当の公休日は以下のようになります。

【月末が30日の月】
12出番:5~6日
13出番:3~4日

【月末が31日の月】
12出番:6~7日
13出番:4~5日

※月の締め日や乗務内容によっては多少は異なる場合もあります。

どうですか?多くはないですよね。

明け番+公休のコンボ=それは連休です!

タクシーは公休日は決して多いとは言えないのですが、公休日の前には必ず明け番があります。

明け番+公休=次の出勤は48時間後になりますので、連休の感覚になります。

連休のイメージ写真

公休日の前の明け番に限っては、時間を有意義に時間を使えるのです!

このコンボは13出番でも月に3~5回来ますし、月の出勤を12出番にすれば、さらに多くコンボが来ます!

そう考えると、やはりタクシーは休みが多いと言えますね。

あっ、このコンボって言い方は業界用語じゃないですからね!私が勝手に言ってみただけです。



タクシーは休みの取りやすい仕事だから危険!

基本的には事前に申請すれば、いつでも休みが取れますので大事な用事や趣味などで、「この日は、大事な用事があるから絶対に休みたい!」という日に取れるのが魅力です。

ただし!金曜日に関しては、元々出番予定なのに休むと会社に嫌がられると思いますのでご注意を!

それと、休みやすいからといって出番数を減らしてしまうと給料に大きく影響します。

給料が減って叫ぶ男

タクシーは、自分の売り上げに対しての完全歩合給なので、休んだ分は給料が減ります。さらに、隔日勤務は1乗務減らすと2日分の給料が減ることになります。

会社によって違いますが、月に11出番~12出番を下回ると一気に給料が下がるような仕組みになっていたりします。

歩合率が下がったりして、同じ売り上げをやっても給料の額面が変わったりします。

例えば、月間で70万売り上げたとしても、出番数によって以下のように給料が変わります。

・12出番で70万の売り上げ(歩合率60%)=額面で42万円
・10出番で70万の売り上げ(歩合率55%)=額面で38,5万円

このように、タクシーは真面目に働いていればそこそこ稼がしてくれるのですが、サボると途端に制裁を受ける事になります。

タクシー会社としては保有している車両を休ませたくありません。その分、会社に入るお金が減るのですから、ドライバーには12~13乗務して欲しいのです。

なので、稼がなくてはいけない人は12乗務~13乗務しないとそれなりの給料は望めませんね。

「給料は少しでいいんだ!俺は自由になりたいんだよ!」って人は別ですがね。



まとめ

タクシーの休日は隔日勤務という特殊な勤務体系が、休日を多くあるように感じさせるのですが、本来の公休は決して多くはありません。

しかし、明け番+休日のコンボが週休2日の感覚にしてくれますよ。

それに、基本的には休みたい日に休める仕事なので、家庭や趣味などプライベートの時間を大事にしたい人には凄くいい仕事です。

現に私も、前職よりもはるかにプライベートの時間を取る事が出来て子供との時間が作れているので、満足しています。

それと、タクシーは12乗務と13乗務で大分イメージが変りますね。

13乗務だと休みは少なく感じますが、12乗務なら凄く多く感じると思いますよ。

乗務を減らせば給料も減りますがね。

私は冬期・夏季休暇を除いて基本的には13乗務をし、2017年の年収は580万でしたが、毎月1乗務減らすと、年収にすると40~50万円くらいは減ります。

大きいですよね。

稼がなくてはいけない立場なので考えちゃいます。

給料か?休日か?

だけど、私はタクシーに転職してこう思います。

「お金も大事だが、お金より大事なこともある!」

それに条件付きですが、12乗務でも年収500万くらいは稼げますよ。

タクシーに転職を考えている人は下記の記事を参考にしてみて下さいね。
<参考記事>
失敗の多いタクシー転職!成功の秘訣を現役ドライバーが教えます

最後に余談ですが、私の会社では正月とお盆に有給休暇を使って大型連休が取れます。貰える額は少ないんですけどね。

タクシーに転職をしてからは、毎年正月休みで8連休取ってます。明け番を入れると9連休!今まで休みが満足に取れないブラック企業にいたので満足しています

ですが、大型連休や有給についてはタクシー会社によって全然待遇が違うと思いますのでご注意を!

あと、もちろん給料は13乗務しっかり働いた月よりかなり減りますよ~。