【カラクリ教えます】タクシーは月の半分が休日って本当なの!?

こんにちは、
現役タクシードライバーのショーです。

「タクシードライバーは月の半分以上が休みですよ!」

こんな、タクシーの求人情報を見たことありませんか?

あれを見ると「う~ん…ウソにはならないんだろうけど、この書き方どうかな~?」って思ってしまいます。

私は、13乗務という最大の出番数にしていますが、ハッキリ言って休日は少ないですよ!

では何故、月の半分は休みなんて言われているのか?そのカラクリをご説明します。

※隔日勤務を前提に書いていますのであらかじめご了承下さい。

スポンサーリンク

タクシーの休日のカラクリは勤務体系に有り!

最初に、タクシードライバーの休日を理解するには、勤務体系を知っておくと分かりやすいと思います。

<参考記事>
知られざるタクシー勤務!隔日勤務は規則正しい長時間労働!?

簡単に説明すると『隔日勤務』と言って、一気に2日分働きます。

で、タクシーは「1乗務後は最低20時間以上は休息時間を取りなさい」と法令で決まっています。

この時間を『明け番』と言いますが、要は1日おきに働くことになります。

私の場合ですが、AM5:30に自宅を出て、翌日のAM5:30頃に自宅に帰ってきます。(通勤時間片道40~50分を含む)

で、次の出勤は24時間後のAM5:30になります。

「24時間仕事に使ったら、次の24時間は休息に使う」こんなイメージです。

ショー

この明け番を休日にカウントして「休みが多い」と言っているのです。

日中働いている多くの人は、仕事が終わったら次の日の出勤まで何時間か空きますよね?

タクシーは、その時間が2日分一気に来るのです。

例えば、月に13乗務したら必ず明け番が13日間発生します。乗務の数だけ明け番が発生するのです。

この明け番を休みと考えれば、確かに月の半分は休みということになりますね。

明け番は休日ではなく、体を休める時間です!

しかし、よく見て下さい!上記の説明には睡眠時間が全く考えられていません。

タクシーは寝ずに働いてくるのですから、仕事から帰ってきたらまず寝ます。

私の場合は帰ってきたら3~4時間くらいは寝て午前中に起きます。で、その夜は遅くても21時には寝ますので、明け番で起きてる実質の時間は10時間程度です。

しかも、2日分一気に働くので、疲労も2倍なので、「明け番は寝て終わり」というドライバーも多くいますよ。

休息を取っている猫

もちろん、必要な睡眠時間は個人差があるでしょうけど、ある程度は睡眠に時間を使わないと、乗務中に眠くなってしまい、危なっかしくて運転なんて出来ませんね。

タクシーで居眠り運転なんてシャレになりません。

ただ…眠くなったら乗務中に寝る事も出来ますが、そうすると売り上げが下がり給料が減ります。

なので、明け番の時間の半分程度は睡眠・休息に使う事になりますので、休日というのが正解なのかは、その人次第です。

しかし、睡眠をうまくコントロールして、自己管理をする事が出来れば、プライベートの時間が多く取れる仕事でもある事は間違いありません!



タクシーの本当の公休日は他の仕事とそんなに変わりません。

通常タクシーの勤務日数は、月に12回の乗務になりますが、しっかりと稼ぎたい人は月に13回乗務します。

これは昼間働いている人の、

『12乗務で24日』
『13乗務で26日』

の勤務日数に相当します。
(※1ヶ月で出来る乗務日数は最大で13乗務までになります。)

と言う事は、本当の公休日は月によりますが、以下のようになります。
※月の締め日や乗務内容によっては多少は異なる月もあります。

【月末が30日の月】
12出番:5~6日
13出番:3~4日

【月末が31日の月】
12出番:6~7日
13出番:4~5日

どうですか?多くはないですよね。

公休と明け番のコンボで連休!

しかし、公休日は決して多いとは言えないのですが、公休日の前には必ず明け番があります。

明け番+公休=次の出勤は48時間後になりますので、連休の感覚になります。

連休のイメージ写真

公休日の前の明け番に限っては、時間を有意義に時間を使えるのです!

このコンボは13出番でも月に4~5回来ますし、月の出勤を12出番にすれば、さらに多くコンボが来ます!

そう考えると、やはりタクシーは休みが多いと言えますね。

あっ、このコンボって言い方は業界用語じゃないですからね!私が勝手に言ってみただけです。



タクシーは休みの取りやすい仕事だから危険!

基本的には事前に申請すれば、いつでも休みが取れますので大事な用事や趣味などで、

パンダ

この日は、大事な用事があるから絶対に休みたい!

と、いう日に取れるのが魅力です。

ただし!金曜日に関しては、元々出番予定なのに休むと会社に嫌がられると思いますのでご注意を!

それと、休みやすいからといって出番数を減らしてしまうと給料に大きく影響します。

給料が減って叫ぶ男

タクシーは、自分の売り上げに対しての完全歩合給なので、休んだ分は給料が減ります。さらに、隔日勤務は1乗務減らすと2日分の給料が減ることになります。

また、会社によって違いますが、月に11出番~12出番を下回ると一気に給料が下がるような仕組みになっていたりします。

歩合率が下がったりして、同じ売り上げをやっても給料の額面が変わったりします。

例えば、月間で70万売り上げたとしても、出番数によって以下のように給料が変わります。
※売り上げの6割がドライバーの給料と考えた一例になっています。

・12出番で70万の売り上げ(歩合率60%)=額面で42万円
・10出番で70万の売り上げ(歩合率55%)=額面で38,5万円

これはドライバーの休みすぎ防止策ですね。

タクシー会社としては保有している車両を休ませたくありません。その分、会社に入るお金が減るのですから、ドライバーには12~13乗務して欲しいのです。

なので、稼がなくてはいけない人は12乗務~13乗務しないとそれなりの給料は望めません。

パンダ

給料は少しでいいんだ!とにかく休みが欲しいんだよ!

って人は別ですがね。



まとめ:隔日勤務が休みを多く感じさせる。

タクシーの休日は隔日勤務という特殊な勤務体系が、休日を多くあるように感じさせるのですが、本来の公休は決して多くはありません。

しかし、明け番+休日のコンボが週休2日の感覚にしてくれますよ。

それに、基本的には休みたい日に休める仕事なので、家庭や趣味などプライベートの時間を大事にしたい人には凄くいい仕事です。

現に私も、前職よりもはるかにプライベートの時間を取る事が出来て子供との時間が作れているので、満足しています。

ショー

12乗務と13乗務では、タクシーのイメージが大分変ります。

13乗務だと休みは少なく感じますが、12乗務なら多く感じる事ができます。

ですが、当然、乗務を減らせば給料も減ります。

私は、冬期・夏季休暇を除いて基本的には13乗務をし、昨年の年収は580万でしたが、毎月1乗務減らすと、年収にすると40~50万円くらいは減ります。

大きいですよね。

稼がなくてはいけない立場の人は考えちゃいますよね。

給料か?休日か?

だけど、私はタクシーに転職してこう思います。

「お金も大事だが、お金より大事なこともある!」

条件付きですが、12乗務でも年収500万くらいは十分稼げますよ。

<参考記事>
本気の人が見るタクシー転職術!成功の秘訣を現役ドライバーが公開

最後に余談ですが、私の会社では正月とお盆に有給休暇を使って大型連休が取れます。貰える額は少ないんですけどね。

タクシーに転職をしてからは、毎年正月休みで8連休取ってます。明け番を入れると9連休!今まで休みが満足に取れないブラック企業にいたので満足しています

ですが、大型連休や有給についてはタクシー会社によって全然待遇が違うと思いますのでご注意を!

あと、もちろん給料は13乗務しっかり働いた月より、かなり減りますよ。