
こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)
タクシーの採用に、このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
「タクシーなんて面接に行けば誰でも受かるんだろ!」
確かに、面接に行けば採用される『ウエルカム状態』のタクシー会社もあります。
しかし、そういった選考基準が低いタクシー会社に入社してしまうと稼げない可能性があるのです。
前提として、タクシーで安定して稼ぐには大手タクシーグループに入社しなくてはいけません。
ただ、大手タクシー会社ほど選考基準が高く不採用になる可能性が高いのです。
では、どういった理由で不採用になるのか?
私がタクシーの面接を受けた時に感じたことや同僚に聞いた話から『タクシーの面接で不採用になる原因』を書きました。
タクシーへの転職を検討されている方はぜひ参考にして見て下さい。
この記事の内容は動画でも配信しています。
⑴年齢不問はウソ?大手タクシー会社は『年齢』でみている!
タクシーは中高年の駆け込み寺的な存在で、年齢に関係なく採用されやすい業界です。
しかし、大手タクシー会社の採用は年齢が大きく関係していると思われます。
それは、私の会社で「最初、大手のタクシー会社の面接を受けたけど落ちた」という、50代の人が複数いるからです。
前職では管理職も務るなどの職歴を持ち、穏やかで真面目そうな見た目の私の同僚も
『大手タクシー会社を不採用』になり、現在のグループ会社に入社しています。
このようなことからも、大手のタクシー会社ほど『年齢』で不採用になると推測ができるのです。
年齢的で以下のことが考えられます。
- 『新卒採用』を取り入れている。
- 『女性』を積極的に採用している。
- 年齢的による『健康状態』で不採用になる。
大手タクシー会社は若手を好んで採用している!?
タクシーと言えば『我々おっさんの最後の仕事』のイメージがありますが、近年の大手タクシー会社は『新卒採用』を取り入れています。
運転技術やタクシーの仕事の独特さを考えると、私はある程度の年齢を重ねてからの方がいいと思っていますが、やはりタクシー会社としては、若い世代を入れていきたいのでしょう。
- タクシーは体力も必要で、若者の方がガシガシ稼いできてくれる。
- 人手不足が深刻で、長期間働ける若い世代を採用している。
- イメージの悪いタクシー業界のイメージアップのために新卒採用している。
タクシーは「時間をどれだけ無駄にしないか?」が重要なので、じつは体力にものを言わせて働ける若者の方が稼げます。
ドライバーが稼いできた分、会社が潤います。
それに、中高年の方を採用すると数年~10年程度で引退していくことになるので、なるべく長く働ける若者を積極的に採用していると思われます。
あとは、イメージもあると思います。
タクシードライバーは『たばこプカプカふかして、そこらで立ちションして、近場だと態度がメチャクチャ悪くなる』こんな悪いイメージがあります。
実際、こんなドライバー沢山います(笑)
なので、クセのついてしまった矯正の難しい中高年よりも、一から教育できる若者を好むのでしょう。
大手タクシー会社に入社すると、喫煙・身だしなみ・接客対応に対して厳しい指導があります。
実際に大手タクシー会社のドライバーは見た目で「20~30代かな?」と思う、若いドライバーが多いです。
大手タクシー会社は女性を積極的に採用している!
そして、大手タクシー会社ほど女性を積極的に採用していると私は感じています。
国土交通省が女性ドライバー応援企業として、女性を採用している企業へ認定制度を行っています。:ママタクシー
おっさんばかりでイメージの悪いタクシー業界のイメージアップには、先ほど言ったように若いドライバー、そして女性ドライバーが効果的なのです。
なので、どうしても見劣りしてしまう中高年のおっさんは『不採用』になってしまう傾向にあるのです。
では、中高年のおっさんは稼げる大手タクシー会社には入れないということなのか?と言いますと、ご安心ください。
本体の会社ではなく傘下のグループ会社を狙えばいいのです。
大手タクシーは、複数の会社が集まって『ひとつの大きなグループ』になっています。
傘下のグループ会社であれば採用されやすいですし、本体の会社と同じように稼ぐことができます。
年齢的による『健康状態』で不採用になる!
そして、大手タクシー会社ほど健康状態は厳しく見られます。
実際に「あそこの面接は健康面きびしいよ!」という大手タクシー会社もあります。
近年、健康状態が原因でタクシーやバスなどの事故が相次いでいるため、ドライバーの健康面が非常に重視され、どんどん法改正もされてきています。
健康状態に関してはタクシー会社によって違いますが、私の会社ではタクシーの仕事を「やれるか?やれないか?」
医者の診断次第です。
糖尿病や高血圧の人でもしっかりと治療をしていて、医者がOKを出せば病気が原因で落ちることは無いようです。
事実、私の会社には過去に脳梗塞を患い左足を引きずっている人もいます。運転に支障が無ければ採用されるようです。
タクシーはある程度の年齢を重ねてから来る人が多いので、健康状態に不安な方も多いと思います。
そういった方は、大手のグループ会社を探してみると良いと思います。
『大手』関係なく、事故・違反歴の多い人は要注意です!
事故・違反は、大手に関係なくタクシー会社の採用に大きく影響すると思われます。
私の会社内で見ても事故・違反をする人は、毎度決まっていて同じ人が何度も繰り返してしまう傾向にあります。
なので、違反歴や事故歴が多いと『警戒』され、不採用になってしまう可能性があります。
これは『大手』関係なく、どこのタクシー会社でも考えは一緒だと思いますので事故や違反歴が多い人は要注意です。
「そんなの、やってないって言っとけばいいじゃん!」と思った方…。
面接時に『運転記録証明書』を提出するので、ウソをついてもバレますのでご注意を!
過去5年間の記録がバレます。
⑶入れ墨はアウトです!
タクシー特有の項目が、この入れ墨だと思います。
昔は入れ墨が入ってそうな人がタクシーをやっているイメージがありますが、現在のタクシー業界はダメです。
私も面接時に入っているか聞かれて、確か一筆も書いた記憶があります。「入れ墨は入っていません」的な…。
こちらも、ウソをついても入社前の健康診断でバレますので入れ墨が入っている人は難しいです。
ただし!私は腕に彫り物がしてあるドライバーを見たことがあります。
龍とか凄いやつではないのですが、文字的なヤツです。
なので、もしかしたら…タクシー会社によっては採用される可能性もあるのかもしれません。
ただし、大手タクシー会社は厳しいと思って下さい。大手グループ会社でも厳しいかもしれません…。
結論:タクシー会社によって差がある
- 大手タクシー会社は、中高年の方は年齢的に不利
- 『大手』関係なく、事故・違反歴が多い人は要注意
- 業界的に入れ墨が入っているとはアウト
タクシー会社の採用は大手ほど選考基準が厳しく、年齢的なもので不採用になる傾向にあります。
そして、違反・事故歴が多いと「適正ではない」と判断され、不採用になる可能性があります。
入れ墨は業界的にNGなので採用してくれるタクシー会社は少ないでしょう。
とりあえず大手タクシー会社の面接を受けてみるといいです
タクシーで稼ぐには『大手タクシーグループ』に入社することが必須条件ですが、『グループ会社』でも稼ぐことができます。
なので、大手タクシー会社の厳しい選考に不安のある方は、比較的採用されやすいグループ会社がおすすめです。
しかし、グループ会社といっても『一中小企業』です。
大手タクシー会社よりも待遇・雇用条件が落ちる可能性もあります。
なので「できるなら、大手企業に入社したい」という方は、とりあえず大手タクシー会社の面接を受けてみるといいですよ。
大手を落ちたことで、グループ会社の面接に影響があるわけではありませんし、むしろ、本体で不採用になっても「うちはダメだけど、こういったグループ会社があるけど行ってみませんか?」と、グループ会社を紹介してくれるケースもあるようです。
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最後に:タクシーに転職を検討されている方に有益な情報です!
タクシーへの転職は入社する会社で、成功・失敗がほぼ決まっちゃいます。
下記の記事には、タクシー転職を失敗しないために必要なことが書いてありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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