二種免許を一発試験で合格した時の話【高額な費用と難題の予定】

こんにちは、ショーです。

今回は、私が二種免許を一発試験で取得した時の話をしたいと思います。

で、下記の記事でも書きましたが「タクシーに転職する際に、二種免許を自力で取得しておく必要は一切ありません。」

二種免許を自力取得してタクシーの転職活動!【採用に有利か?】

もし、タクシーに転職を希望していて「採用に有利かも?」と考えているなら、採用されたタクシー会社で取得させてもらえば大丈夫です。

「それでも自分で取ってみたい。」

と、チャレンジ精神が旺盛な方や、私のように転職超不安症候群に陥っている方は本記事を参考にしてみて下さい。



最初に:一発試験で一番苦労することは『予定を組むこと』です。

女性

試験は平日しか行っていません。

それに、学科は試験場に行けばいつでも受ける事が出来ますが、実技は予約を取らなければいけません。

この時点で、土日休みの仕事の人は難しいと思います。

因みに、私の前職は休日が決まっていない仕事で、平日休みも普通にありましたので問題はありませんでしたが、土日休みの人には厳しいですよね。

最大の難関は『取得時講習』です。

技能試験を合格した後に、この取得時講習を受けると晴れて二種免許ゲットできるのですが、この取得時講習は最寄りの取り扱っている教習所で受けることになります。

ですが…

  • 月に1回程度、教習所で指定した日にしか行っていない。
  • しかも、平日の2日間連続で受けなくてはいけない。

教習所の都合に合わせて、平日に連休を取らなくてはいけないのです。

これには、私も苦労しました。

前職は、仕事が暇なら休める仕事でしたので、前もって連休を取るのが本当に大変でした。

しか、も月に1回程度しかやっていないので、早めに予約を取らないと埋まっちゃうんです。

なので、一発試験で受けるなら、費用や試験もさることながら平日に休みが取りやすい仕事でないといけません。

「今、仕事してないから…。」という人は、ご安心下さい。

で、このあと私が二種免許を取った時の話をして行きますが、合格までの流れは以下になります。

・適性検査
・学科試験合格
・技能試験合格
・取得時講習
・二種免許取得

学科試験:なめてると落ちます。

学科試験を受ける人

まずは、適性検査を受けて学科試験を受けますが『予約はいりません』ので、試験場のホームページを見て時間に合わせて行けばOKです。

学科試験のポイント!

適性検査と学科試験は1日に2回、午前と午後にあり、万が一午前中の試験を受けて落ちてしまっても、午後の試験が受けられますので午前中に行った方が良いです。

で、最初に待っている難関が『深視力』です。「しんしりょく」と読みます。

普通免許には無い適性検査で『遠近感や立体感』の検査です。

視力検査の延長で検査するのですが、3本の棒が横に並んでいて、真ん中の棒だけが前後に動きます。そして3本の棒が横に並んだと思った時にボタンを押します。

深視力検査が有るのは知っていたのですが「こんなの簡単でしょっ」と舐めていましたが、とんでもない!

検査員:「ほら~、並んでますよ~」
私:「えっ、えっ」
検査員:「ほら~」
私:「あっ、あっ」ポチッ

テキトーに押したら何とか合格しましたが、かなり難関ですよ!

正直言って免許更新の時、自身がありません(笑)

ただ、タクシー会社には『練習用の機械』があると思いますのでご安心ください。こういう細かい事も含め自力取得はおすすめできないんです…。

どんなものか興味のある方は、動画で調べれば出てきますよ。

参考書で勉強していかないと合格は難しいです。

で、適性検査を通過したら『学科試験』なのですが、試験は95問を50分で回答します。90点以上で合格。

普通免許の学科試験にもある『ひっかけ問題』と『タクシー・バスの専門的な問題』も多く、難易度は高いです。

私も『なめてかかり』その日の午前・午後の試験2回落ちました…。

<この日にかかった試験代>
1回目:7650円(技能試験代1回分込)
2回目:4500円
合計:12050円

帰り道、ちょっと泣きそうになりながらも舐めてかかった自分を戒め猛勉強して、後日何とか学科に合格できました。

学科試験のアドバイス!しっかりと勉強していきましょう。

因みに、適性検査は最初に通過すれば以降はありません。

技能試験:早めに合格したいなら教習所で練習することです。

タクシー

技能試験は予約をとらなくてはいけません。

一日に何回も技能試験があるわけではないので、結構先の予定まで埋まっていましたが、なんとか予約を取り、当日試験場へ行くと私の他に2名の受験者がいて3名で行いました。

試験の受ける順番に決まりはないようですが、暗黙のルールで『受験回数の多い順』というのがあるみたいです。
たぶん、初めての人がやり方を見て覚えられるようにではないかな?という私の推測です。

で、私は初めてでしたので3番手です。

後の2名は何回も受けに来ている人みたいでした。

試験車両は、タクシーでも多く使われている型の『クラウン』を予想していたのですが、まさかの『プリウス』で一抹の不安がよぎりました。

「乗ったことないんだけど…」

そして、試験スタートです。

1人目…一時停止を止まらず、あっという間に終了。
2人目…バックの時に後方確認をしないであっさり終了。

「この二人、もう何回も受けに来ている感じなのにこんな簡単な所で脱落って…どうなの?」

そして私の番。ドキドキしながら初めて運転するプリウスの運転席に座ると「ま、前が見えないんだけど…」不安的中のスタートです。

前の二人が不合格になってた場所を注意しながら進めます。

そして、いよいよ本で読んだ場内試験最大の難所『鋭角』が来ます。

鋭角とは、道幅のない細い鋭角に曲がっている角を『3回まで』切り返して、縁石に乗り上げることなく曲がりきる試験です。

そして、鋭角の試験場所に入ると「縁石も何も見えない…」と、もうこの時点でパニックでした。

が、「イったれー」と突入しますが、あっという間に縁石に乗り上げ終了です。

今回出した答え:初めて乗る前の見えないプリウス+初めての鋭角=ムリ。

ダメだった人

あれは無理と判断し、近くの教習所で車両がプリウスで『二種の1回だけのワンポイント教習』をしてくれる所があったので行くことに…。

で、練習しても日が開くとダメだと思い、教習所で午前中に3時限(1時限は50分)練習をして、午後の部で実技試験を受ける事にしました。

一回だけの練習なので、プログラムがあるわけではなく自分のしたい練習が出来ますのでおすすめです。

教官:「何を練習したいですか?」
私:「まずは鋭角を練習したいです。」

鋭角は『右曲がり・左曲がり』があって、その日の『試験官次第』で決まるので、どっちが来るか分からないそうです。

なので、両方の練習をとにかくやって、コツを教えてもらいました。

鋭角はコツを掴めば簡単です。体で覚えましょう。

体でコツを覚えるイメージ

鋭角のコツは4つです!

  • 縁石がミラーの下に着たらハンドルを切るなどの自分なりのタイミングを作る。
  • 内側ではなく外側をギリギリに通るイメージ。
  • 制限時間は無いので時間をかけてゆっくりと慎重に進める。
  • 2回で行けそうでも、無理せず3回切り返して行う。

鋭角の最大のコツは目で道を見て曲がるのではなく「ミラーなどが縁石のこの場所に来たら一気に切り返す」などの試験に合格するための運転を体で覚えることです。

内側の縁石ばかりを気にしすぎる人が多いが、外側をギリギリに走るようにすれば内側は絶対にあたらない。

さらには、鋭角には『制限時間が無い』ので焦らず時間をかけてやる事が大事です。

途中、止まっちゃってもいいんです。

で、たとえ2回目の切り返しで「曲がれそう」と思っても、『3回しっかりと切り返しをする』ようにする。2回でも3回でも合格は合格なのです。

乗りなれたマイカーなら簡単にいけると思います。そんな感じの試験です。

で、1時限しっかりと鋭角の練習をして「もういいかな」と思ったころ…

教官:「大丈夫だと思いますよ。後は何を練習したいですか?」
私:「あとの2時限は路上の練習がしたいです」

路上試験の内容はタクシーでお客さんを乗せる時を想定した内容になっています。

例えば、試験官から「そこの電柱から2本目の電柱の間で停車してください。」とか「ココで転回してください」などの指示があります。

しかし、ただ停車するのではなく、停車の際に『バス停や消火栓』などを避けて停車しなくてはいけません。

路上試験も何分までにやらなくてはいけないという決まりは一切ないので、なるべく時間をかけて正確な運転をすることが合格のコツです。

ただ『転回』だけはスムーズにやらないと、車が来てその車がブレーキをかけてしまうと不合格になってしまいます。

こういった練習を2時限練習し、早めに教習所に戻ってきたので再度鋭角を数回練習して終了です。

費用は3時限で19,440円(税込み)です。

教習所で自信を付けて、いざ試験場へ。

男性

本日もやはり私を含め3名の受験者です。今回は2番目。

最初の人があっさり不合格になり私の番。

練習の成果がバッチリ出まして、あっさり鋭角を通過、場内試験に合格し路上へ。

ついさっきまで練習していたのですから当然といえば当然ですね。

因みに、3番目の人は初めてらしく、あっさり不合格。

そして、いざ路上へ。

後部座席に試験官が2人乗り、緊張しながらも試験項目をこなしていきます。

転回も無事こなし「あとはバス停を避けての停車だけだな」と思いつつ走行していると、試験官から「ココで停車してください」と指示が…。

「ん?ここは何もないし、何でここで停車したんだろう?」と思っていると、後ろでゴソゴソとなにか話しています。

そして、試験官:「では、これで終了しますので試験場へ戻りますので後部座席に乗ってください」と。

「何で?うわ~、不合格だぁ」と思って意気消沈で試験場へ戻ります。

そして、合格発表…。

試験官:「え~。ショーさん…合格です!おめでとうございます。」
私:「えっ、合格?」

不合格確定だと思っていましたので試験官の言葉が一瞬理解できませんでした。

試験官:「一か所減点があり、左折時にウインカーが途中で止まってしまった後に再度ウインカーを出さなかった事です。」

あとは問題なく合格だそうです。

で、後で思ったのですが、バス停の停車についての試験項目に関して、「そういえば、試験しやすそうなバス停の所で工事している場所があったな」と思いあそこだったのかな?と思っています。

何はともあれ二種免許ゲット!と思いきや、これだけでは終わりません。

先程も書いたように、二種免許を取得するには取得時講習というものを受けなくてはいけないのです。

取得時講習:予定も組めないし、値段も高いよ…

男性

取得時講習というのは『旅客車講習』と『応急救護処置の講習』です。

タクシー乗務員としての心構えや、タクシー乗務員に必要な応急救護の講習になります。

で、予約を取るのも大変なうえに、値段が高い!

旅客車講習=18,600円
応急救護処置講習=8,400円
合計27000円

因みに、講習内容は眠たくなるような内容なので詳しくは書きません。

そして、2日間の講習を受けて、再度試験場へ行き手数料2050円払ってようやく二種免許をゲット出来ました。



最後に:二種免許の取得にかかった費用

最後に、二種免許を取得するまでにかかった費用を書いておきますのでご覧ください。

※かかった費用に関しては領収書を破棄してしまっているので、記憶をたどり金額を記載しております。金額に多少の誤りがある可能性がありますがご了承ください。

学科試験:
1回目7650円(技能代含む)
2回目4500円
3回目4500円

路上試験:
1回目学科試験代に含まれていた
2回目7650円

教習費:
3時限19440円

取得時講習:
2日間27000円

交付手数料:
2050円

参考書:
学科用1000円
実技用1500円

合計75290円

技能試験代に関しては、2回目以降は7650円かかってしまうので、落ちれば落ちるほど費用が膨れ上がります。

で、私は割と早くに取れた方だと思います。採用された今のタクシー会社でも実技試験2回目で取れたことに「凄いな」と評価をもらっています。

それでも7万円以上の費用がかかっているので、「もっと教習を受けた」とか「5回も10回も落ちた」という人は、初めから教習所に通ってしまった方が安く済むかもしれませんね。

いずれにせよ、自分で二種免許を取得するには、最低でも3,6000円程度はかかってしまいます。

しかし、この金額は教習費や参考書などの費用は一切入っておりませんし、『教習』を受けずに1回目で合格するのは困難だと思います。

なので、3,6000円程度の予算で二種免許を取得するのは極めて困難だと感じます。

それに、6日間の『休日』も無駄にしています。

タクシー会社で取らせてもらえれば、取得期間中の研修費まで出ますしね。

ただ、ひとつだけ自分で二種免許を取得するメリットをいうと、転職の不安をぬぐえることですかね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

<タクシー転職をお考えの方に有益な情報です。>
タクシー転職は入社する会社によって天と地ほどの差があって、実は会社選びの時点で『成功・失敗』が決まっちゃっています。

タクシー転職を失敗しないためには『入念な事前準備』が必要です。

下記の記事には、私がタクシー転職に必要だと思う情報がすべて書いてあります。

実際に『入るべきタクシー会社』についても書いてありますので、タクシー転職の際にお役立て下さい。