二種免許取得

こんにちは、ショーです。

「二種免許って自分で取得していった方が採用に有利だったりするの?」
「希望の会社に入るために、少しでも採用の確率を上げておきたい。」

タクシードライバーに転職をご検討されている方で、こう思う方もいらっしゃるかと思います。

私も当時そう思い自分で取得しました。

しかし、タクシーに転職する際に二種免許を自分で取得しておく必要は全くありません。

理由は以下です。

  • 自分で取得しても損をするだけ
  • タクシー会社は求めていない

この記事では、タクシーに転職する際に自分で二種免許を取得しておく必要がない2つの理由についてご説明します。

ただ、当時の私のように「それでもやれることはやっておきたいんだよ!」という方もいらっしゃるかと思います。

なので、私が一発試験で二種免許を取得した時のことも書いておきますので、『タクシー転職超不安なんだけど症候群』に陥ってしまっている方は参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク

⑴二種免許を自分で取得してタクシー転職活動すると損をする

驚愕する男性

タクシーへの転職の際に二種免許を自分で取得していくと損をします。しかも2つの損です。

  1. 高額な取得費用が自腹になる。
  2. 研修費が貰えなくなる。

⒈二種免許の取得にかかる高額な費用が自腹になる

二種免許を取得するには普通免許と同じく『教習所に通い取得するか、一発試験で取得するか』になるのですが、一発試験で最短で合格しても3万円以上の費用が必要になります。

後半でご説明しますが、実際には3万円程度の予算では合格できません。少なくとも5万・10万の費用がかかります。
教習所に通えば20万円くらいはかかります。

タクシー会社に入社してから取得させてもらえば費用は会社持ちになるのですが、自分で二種免許を取得してしまうと、その費用が自腹になってしまうのです。

もしかしたら…二種免許の取得にかかった費用の領収書を持って『面接時に相談』すれば費用を出してくれるかもしれません。

ですが「面倒くさい奴だ!」と、かえって不採用の原因になってしまう可能性も考えられますよね。

⒉二種免許取得中の研修費も貰えなくなる

タクシーは二種免許が無いと何も始まらないので、入社と同時に二種免許を取得するための研修に入ります。

この期間中も、入社するタクシー会社によりますが研修費として1日8000円~10000程度の給料が出ます。

しかし、自分で取得していくと、当然ですがこの研修費がでません。

一発試験で二種免許を取得するにも、勉強や対策でそれなりに時間・日数を費やします。働きながらであれば貴重な休日を何日も潰して取得することになるのです。

ちなみに私は1発試験で受け2回目で合格しましたが、費やした総日数は6日です。学科の勉強時間などもいれると更に時間を費やしています。

本来なら、この取得にかけた1週間程度の研修費6,0000~70,000円程度貰えるのに、わざわざ取得しておく必要のないものを貴重な休日を使って取りに行ったわけです。

このように、自力で二種免許を取得すると【取得費用+研修費】ダブルで損をしてしまうのです。

⑵入社するべきタクシー会社ほど二種免許の自力取得を求めていない

面接官

次に、二種免許を自分で取得する必要のない理由として、私が思う入社するべきタクシー会社ほど二種免許の有無は募集要項に出ていません。

『二種免許取得経験不問』とは書いてあっても『二種免許持ってる方歓迎』とは書いてありません。
ちなみに私がおすすめするのは大手タクシーグループです!

で、私が見る限りですが、求人に『二種免許歓迎』と書いてあるタクシー会社は小さいタクシー会社です。

二種免許取得費用を出すのもキツイ、体力のないタクシー会社と推測できます。

タクシーは大手のグループほど、ドライバーが稼ぎやすくなっています。

  • 大手タクシー会社(グループ)=稼ぎやすい=二種免許取得不問
  • 小さいタクシー会社(グループ)=稼ぎにくい=二種免許取得者歓迎

入社するべきタクシー会社を考えると、貴重なお金と時間を使ってまで二種免許を取得していく必要は全くないのです。

結論:二種免許を自力で取得する必要はありません

タクシーに転職を考えている方は、訳ありな方も多く相当な不安を抱えていると思います。

「やれる事があれば、やっておきたい。」

でも、焦って自分で二種免許を取得しておく必要はありません。

二種免許取得にかかる費用・研修費を損するだけです。

タクシーの給料は歩合給なので慣れるまで思うように稼げない可能性があります。

なので、そのお金は大事に取っておくと良いですよ。

と、まあ、ここまでが私の本音なのですが、冒頭でも言ったように『タクシー転職が不安症候群』に陥っている方もいらっしゃるかと思います。

なので、このあと私が二種免許を一発試験で取得した時の話を書きますので「取っておきたいんだよ!」という方は参考にして見て下さい。

それでも二種免許を一発試験で取得したいに:注意点

まず、私が一発試験で合格するまでに受けた回数は以下です。

・学科試験3回目に合格
・実技試験2回目に合格

で、二種免許合格までの流れは以下のようになります。

  1. 適性検査
  2. 学科試験合格
  3. 技能試験合格
  4. 取得時講習受講
  5. 二種免許取得

二種免許を自力取得する際に一番大変になること

有休を取得したい男性

私が二種免許を一発試験で受けた時に一番大変だったことは予定を組むことでした。

  • 試験は平日にしか行われていない。
  • 実技は予約を取らなければいけない。

学科も実技も平日にしか試験が行われておらず、実技試験は予約を取らなくてはいけません。

しかも、1日数組しか予約が取れないので1か月後の予約とかになります。

有休を気軽に使えるなら問題ないですが『有休も取れない』『土日しか休みがない』仕事をしながら取得することは難しいと思います。

私は休日が曜日で決まっている仕事ではなかったので、なんとか調整して取得することができましたが、取得時講習の予定を組むのは容易ではありませんでした。

取得時講習とは【旅客車講習・応急救護処置の講習】で二種免許取得する際に受講しなくてはいけない講習です。

技能試験を合格後に、取得時講習を取り扱っている教習所で2日間講習を受けなくてはいけないのですが、教習所の都合に合わせて平日に連休を取らなくてはいけないのです。

  • 月に1回程度教習所が指定した日しか行っていない。
  • 平日の2日間連続で受講しなくてはいけない。

月に1回程度しか行っていないので、早めに予約を取らないと埋まっちゃうんです。

1ヶ月も先の平日に連休を取るのは、さすがに苦労しました。

一発試験で二種免許を取得するには、平日に休みが取りやすい仕事でないと無理です。

実際に私が二種免許を一発試験で取得した時の話:体験談

難関

某日、学科試験に予約はいらないので私は試験場のホームページを見て時間に合わせて行きました。

そして、いきなり難関が待ち受けます。

深視力の検査です。「しんしりょく」と読みます

普通免許には無い適性検査で『遠近感や立体感』の検査です。

視力検査の延長で検査するのですが、3本の棒が横に並んでいて、真ん中の棒だけが前後に動きます。そして3本の棒が横に並んだと思った時にボタンを押します。

深視力検査があるのは、事前に調べていたので知っていたのですが「こんなの簡単でしょっ」と舐めていましたが、とんでもない!

検査員:「ほら~、並んでますよ~」
私:「えっ、えっ」
検査員:「ほら~」
私:「あっ、あっ」ポチッ

テキトーに押したら何とか合格しましたが、かなり難関ですよ!(笑)

深視力はYouTube動画でもありますので、見ておくと少しは対策になると思います。

なんとか適性検査を通過して、試験会場に向かいます。

試験は95問を50分で回答。90点以上で合格。
普通免許の学科試験にもあるひっかけ問題やタクシー・バスの専門的な問題も多く難易度は高いです。

二種免許の学科は普通免許と似たような問題なのですが、タクシーやバス専門の問題も多く出てきます。

「二種免許とはなんぞや?」みたいな問題で、勉強しておかないと全く解らない問題も結構あります。

二種免許用の問題集で勉強する必要があります。

学科は舐めてかかると落ちます。しっかりと勉強していきましょう。

私は、午前・午後の試験2回落ちましたからね…。

適性検査と学科試験は午前と午後1日2回あるので、午前中の試験を受けて落ちてしまっても、午後の試験が受けられますので午前中に行った方が良いです。

<この日にかかった試験代>
1回目:7650円(技能試験代1回分込)
2回目:4500円
合計:12050円



「今日一日が無駄に終わった…」パチンコに負けた日の帰り道のようでした。

そして自分を戒め猛勉強し、後日なんとか学科に合格することができました。

ちなみに適性検査は最初に通過すれば以降はありませんでした。

1回目の技能試験をあっさり落ちて思ったこと

膝をつく人

何とか学科試験を合格して技能試験の予約を取り、当日試験場へ行くと私の他に2名の受験者がいて3名で行いました。

試験の受ける順番に決まりはないとされていますが『受験回数の多い順』とみていいと思います。私も2回受けて1回目は最後で、2回目は2番目でした。
初めての人がやり方を見て覚えられるようにだと思います。

で、私は初めてでしたので3番手です。

後の2名は何回も受けに来ている人みたいでした。

試験車両はタクシーでも多く使われている型の『クラウン』を予想していたのですが、まさかの『プリウス』で一抹の不安がよぎりました。

「乗ったことないんだけど…」

そして、試験スタートです。

1人目…一時停止を止まらず、あっという間に終了。
2人目…バックの時に後方確認をしないであっさり終了。

「この二人、もう何回も受けに来ている感じなのに、こんな簡単な所で脱落って…どうなの?」

そして私の番。

ドキドキしながら初めて運転するプリウスの運転席に座ると不安的中です。

「ま、前が見えないんだけど…」

しかし、なんとか前の二人が不合格になってた場所を注意しながら進めます。

そして、いよいよ本で読んだ場内試験最大の難所『鋭角』が来ます。

鋭角とは、道幅のない細い鋭角に曲がっている角を『3回まで』切り返して、縁石に乗り上げることなく曲がりきる試験です。

そして、鋭角の試験場所に入ると「縁石も何も見えない…」と、もうこの時点でパニックでした。

が、「イったれー」と突入しました!

あっという間に縁石に乗り上げ終了です。

今回出した答え:初めて乗る前の見えないプリウス+初めての鋭角=ムリ。

「あれは無理」と判断した私は、近くの教習所で車両がプリウスで二種の単発で教習をしてくれる所があったので行くことに…。

練習しても日が開くとダメだと思い、教習所で午前中に3時限(1時限は50分)練習をして、午後の部で実技試験を受ける事にしました。

一回だけの練習なので、プログラムがあるわけではなく自分のしたい練習が出来ますのでおすすめです

教官:「何を練習したいですか?」
私:「まずは鋭角を練習したいです。」

鋭角は『右曲がり・左曲がり』があって、その日の『試験官次第』で決まるので、どっちが来るか分からないそうです。

なので、両方の練習をとにかくやって、コツを教えてもらいました。

教習所で教えて貰った鋭角の4つのコツ!

  • 縁石がミラーの下に着たらハンドルを切るなどの自分なりのタイミングを作る。
  • 内側ではなく外側をギリギリに通るイメージ。
  • 制限時間は無いので時間をかけてゆっくりと慎重に進める。
  • たとえ2回で行けそうでも、無理せず3回切り返して行う。

鋭角の最大のコツは目で道を見て曲がるのではなく「ミラーなどが縁石のこの場所に来たら一気に切り返す」などの試験に合格するための運転を体で覚えることと教えて貰いました。

内側の縁石ばかりを気にしすぎる人が多いが、外側をギリギリに走るようにすれば内側は絶対にあたらない。

さらには、鋭角には制限時間が無いので、焦らず時間をかけてやることが大事。

途中、止まっちゃってもいいんです。

そして、たとえ2回目の切り返しで「曲がれそう」と思っても、『3回しっかりと切り返しをする』ようにする。2回でも3回でも合格は合格なのです。

乗りなれたマイカーなら簡単にいける。鋭角はそんな感じの試験です。

で、1時限しっかりと鋭角の練習をして「もういいかな」と思ったころ…

教官:「大丈夫だと思いますよ。後は何を練習したいですか?」
私:「あとの2時限は路上の練習がしたいです」

路上試験の内容はタクシーで乗客を乗せる時を想定した内容になっています。

たとえば、試験官から「そこの電柱から2本目の電柱の間で停車してください。」とか「ココで転回してください」などの指示があります。

しかし、ただ停車するのではなく、停車の際に『バス停や消火栓』などを避けて停車しなくてはいけません。

路上試験も何分までにやらなくてはいけないという決まりは一切ないので、なるべく時間をかけて正確な運転をすることが合格のコツです。

ただし!『転回』だけはスムーズにやらないと、車が来てその車がブレーキをかけてしまうと不合格になってしまいます。

こういった練習を2時限練習し、早めに教習所に戻ってきたので再度鋭角を数回練習して終了です。

教習所で自信を付けた私は、その足で試験を受けに行きました。

ちなみに費用は3時限で19,440円(税込み)です。

2回目の実技試験:意外な結果に…

本日もやはり私を含め3名の受験者です。今回は2番目。

最初の人があっさり不合格になり私の番。

練習の成果がバッチリ出まして、あっさり鋭角を通過、場内試験に合格し路上へ。

ついさっきまで練習していたのですから当然といえば当然ですね。

ちなみに3番目の人は初めてらしく、あっさり不合格。

そして、いざ路上へ。

後部座席に試験官が2人乗りスタート。緊張しながらも試験項目をこなしていきます。

転回も無事こなし「あとはバス停を避けての停車だけだな」と思いつつ走行していると、試験官から「ココで停車してください」と突然指示が…。

「ん?ここは何もないし、何でここで停車したんだろう?」と思っていると、後ろでゴソゴソとなにか話しています。

試験官:「では、これで終了しますので試験場へ戻りますので後部座席に乗ってください」。

「何で?うわ~、不合格だぁ」と思って意気消沈で試験場へ戻ります。

そして、合格発表…。

試験官:「え~。ショーさん…合格です!おめでとうございます。」
私:「えっ、合格?」

不合格確定だと思っていましたので試験官の言葉が一瞬理解できませんでした。

試験官:「一か所減点があり、左折時にウインカーが途中で止まってしまった後に再度ウインカーを出さなかった場所ありました。」

あとは問題なく合格だそうです。

これは後で思ったのですが、バス停の停車についての試験項目で「そういえば、試験しやすそうなバス停の所で工事している場所があったな」と思い、あそこだったのかな?と思っています。

何はともあれ二種免許ゲット!

と思いきや、これだけでは終わりませんでした…。

取得時講習:予定も組めないし、値段も高いよ…

冒頭で書いたように、二種免許を取得するには取得時講習というものを受けなくてはいけません。

タクシー乗務員としての心構えや、タクシー乗務員に必要な応急救護の講習になります。

で、予約を取るのも大変なうえに、値段が高い!

旅客車講習=18,600円
応急救護処置講習=8,400円
合計27000円

ちなみに講習内容は眠たくなるような内容なので詳しくは書きません。

そして、2日間の講習を受けて、再度試験場へ行き手数料2050円払ってようやく二種免許をゲット出来ました。

二種免許の取得にかかった費用

二種免許を取得するまでにかかった費用を書いておきますのでご覧ください。

※かかった費用に関しては領収書を破棄してしまっているので、記憶をたどり金額を記載しております。金額に多少の誤りがある可能性がありますがご了承ください。

学科試験:
1回目7650円(技能代含む)
2回目4500円
3回目4500円

路上試験:
1回目学科試験代に含まれていた
2回目7650円

教習費:
3時限19440円

取得時講習:
2日間27000円

交付手数料:
2050円

参考書:
学科用1000円
実技用1500円

合計75290円

技能試験代に関しては、2回目以降は7650円かかってしまうので、落ちれば落ちるほど費用が膨れ上がります。

私は割と早くに取れた方だと思います。採用された今のタクシー会社でも実技試験2回目で取れたことに「凄いな」と評価をもらいましたからね。

それでも7万円以上の費用がかかっているので、「もっと教習を受けた」とか「5回も10回も落ちた」という人は、初めから教習所に通ってしまった方が安く済むかもしれません。

いずれにせよ、自分で二種免許を取得するには最低でも3,6000円程度はかかってしまいます。

しかし、この金額は教習費や参考書などの費用は一切入っておりません。

それに、教習を受けずに1回目で実技を合格するのは困難だと思います。

なので、3,6000円程度の低予算で二種免許を取得するのは極めて困難だと感じます。

貴重な休日を6日間も無駄にしていますしね。

タクシー会社で取らせてもらえれば、取得期間中の研修費まで出ます。

二種免許はタクシー会社で取得させてもらうのがいいですよ。

ただ、ひとつだけ自分で二種免許を取得するメリットをいうと、転職の不安をぬぐえることですかね。



最後に:タクシー転職をお考えの方に有益な情報です

タクシーへの転職は、じつは会社選びの時点で『成功・失敗』が決まってしまっています。

下記の記事には、私がタクシー転職に必要だと思う情報がすべて書いてあります。

入社するべきタクシー会社についても書いてありますので、タクシー転職の際にお役立て下さい。