
こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)
タクシーは自分の売上げで給料が決まる完全歩合給なので、毎月一定の給料が貰える補償がありません。
タクシーへの転職を検討されている方は、そこが不安要素かと思います。
「本当に求人情報に掲載されているような収入額を稼ぐことができるのか?」
そう疑問に思っている方にこの記事を書きます。
で、本題に入るまえに前提ですが、タクシーで高収入を稼ぐには必須の条件があります。
東京の大手のタクシー会社に入社して都心部で営業すること。
- 東京の都心部が一番タクシー需要がある。
- 大手タクシー会社ほど稼ぎやすい環境が整っている。
魚の少ない場所で釣りをするよりも、魚が沢山いる場所で釣りをした方が釣れるということです。
これが前提。タクシーで稼ぐために必要な絶対条件です。
しかし、東京の大手タクシーに入社して同じように頑張って働いたとしても、皆が同じように高収入稼げるわけではないのです。
それは表題に書いてある通り、タクシーで稼ぐには『ある才能』が必要だからです。
今回、そのある才能についてお話しします。
ちなみに私は持ち合わせてはおりません(笑)
この記事の内容は動画で配信しています。
稼げるドライバーは『ヒキ』という名の才能を持っている
冒頭でも言ったように、タクシーは歩合給なので自分の売上げが給料に直結します。他のドライバーの売り上げ、会社全体の売上げは関係ありません。
タクシーは自分の売上が高ければ高いほど給料が上がるのです。
では、タクシーで売上げをあげるには「どうすればいいのか?」と言いますと、時間を無駄にせずに効率よく乗客を乗せ続けることです。
タクシーの営業時間は上限があり、その時間内で効率よく営業できることが高収入につながるのです。
そのためには『努力・勉強』が必要と言われているのですが、私はタクシーは努力と勉強だけで稼げるとは思っていません。
タクシーは努力だけで稼ぐことはできない
それは、同じように努力・勉強をしても、稼いでいるドライバー達たちと比べて差がついてしまうドライバーを何人も見てきたからです。
入社したての頃はみんな売上げを上げようと、売上の高い人から教わったり、明け番や公休の『自分の時間』を使って熱心に勉強をする人は多いです。
しかし、売上の高いドライバー達と同じように努力をしてきたつもりなのに、いつも売り上げに差がついてしまい、1年、2年と経つうちに、こういう言葉で落ち着くんです。
ヒキが違うね…。
稼ぐドライバーがなんだかんだみせるヒキ
タクシーは乗客を乗せてみるまで、東京の初乗りである420円なのか?万収と言われる1万円以上の乗客なのか?解らないわけですが、稼ぐドライバーは何だかんだ万収を引いてきます。
たとえば420円の乗客を100回乗せても42000円の売り上げにしかなりません。
42000円の売り上げというのは、最大の13乗務しても年収350万程度です。
ちなみに1乗務で420円を100回やったら、多くのドライバーは辞めていくでしょう。(苦笑)
このように、いくら乗客を乗せることができても『低単価』では、売上は伸びないのです。
やはり、高い売上げを上げるには万収を引く『ヒキ』が必要なのです。
しかし『万収』を、当たり前のように引いてくるドライバーもいれば、なかなか引けないドライバーもいるのです。
たとえば、夜の銀座に同じように並んで「1時間並んで、また今日も新橋だったよ…」と、毎度撃沈して帰ってるドライバーと、「いや~、今日も厚木なんて言われちゃってさ~」と、毎度意気揚々と帰ってくるドライバー。
確率とも言われる『万収』に、これだけの差が出るのはヒキとしか言いようがありませんよね?
私の周りでも『引く』のはいつも一緒のドライバー
タクシーは営業中は独りぼっちなので、仲のいいドライバー同士ラインなどで連絡を取りながら営業したり、帰庫時に営業日誌を見ながら「今日は、ああだった~、こうだった~」とか、やりとりするドライバーが多いのですが、
私のライングループで、『スーパーロング』引くのはいつも一緒の人です。
私が行ったことのない、遠方に毎週のようにいくドライバーが2人います。
1人は会社のトップドライバー。12乗務で売上100万円超える化け物です。
そして、もう一人は総売上は低いのですが『万収』でなんとか保っているある意味凄いドライバー(笑)
凄いドライバーはヒキを持っているのです。
努力は大前提、プラスでヒキが必要
もちろん努力や勉強は必要です。
時間帯や曜日で乗客のいるポイントもまったく違いますし、そういった勉強は必要です。
そしてサボらずに一生懸命走れば、タクシーはそれなりに稼ぐことはできます。
タクシーは東京の大手タクシー会社に入社して都心部で真面目に営業をすれば、世間の平均年収くらいは稼げます。
ただ、効率よく乗客を乗せ続けられたからといって『高年収』稼げるわけではないのです。
タクシーで稼ぐには、1乗務で1回、2回は高単価の乗客を乗せられないと厳しいのです。
「稼ぐドライバーは高単価の乗客がいるスポットを知っているから」という人もいます。
ですが、たとえ単価の高い乗客が多くいる場所を知っていたとしても全員が高単価ってことはありえません。
結局は、その中から高単価な乗客を引くヒキが必要なんです。
でも、稼いでいるドライバー達も、じつはみんな運まかせ
「タクシーの神様」という言葉があるくらい、じつは運やヒキに頼っているドライバーが多いのが現実なのです
私の周りの稼ぐドライバーも、タクシーの神様を信じ走っていますよ。(笑)
ヒキとか、タイミングとか、運否天賦が必要な仕事は多くあります。
- 凄くいい曲を何曲も作っているのに売れない作曲家
- 腕があるのにいい仕事が回ってこないフリーランス
- 人一倍努力しているのに出世できない会社員
タクシーも努力だけでは稼げない仕事なのです。
「自分にヒキがあるのか?」は、やってみないと解らない
実際に「引ける」ドライバーは沢山いるのですが、「自分にヒキがあるのか?」は実際にタクシーをやってみないと解りません。
なので、生活費などで「高収入稼がなくてはいけない」状態で、求人情報に出ているような『年収700万円!』とか『誰でも月収50万円!』などを鵜呑みにしてタクシーに転職するのはあまりおすすめできません。
結論:解らないからこそ、入社するタクシー会社を間違えてはいけない
タクシーで高い年収を稼ぐには、『ヒキ』という稼ぐための才能が必要です。
でも、それは実際にタクシーをやってみないと自分にヒキがあるのかは解りません。
なので高年収を稼ぐつもりでタクシーに転職するにはリスクが高いのです。
しかし、『ヒキ』がなくても、世間の平均年収くらいは稼げるのがタクシーです。
そのためには稼ぎやすい環境が整っている、東京の大手タクシー会社に勤務をして都心部で営業することです。
タクシーは入社する会社で『雲泥の差』があり、入社の時点で「成功・失敗が決まる」と言って過言ではありません。
下記の記事には私がタクシーへの転職に必要だと思う情報をすべて書きました。ぜひ参考にしてみて下さい。
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