
こんにちは、ショーです。
私は東京都心部を走っているタクシードライバーですが、こんな光景をよく見かけます。
『止まるはずのないタクシーに必死に手を上げ続けている。』
で、タクシーがスルーすると「why!何故止まらないジャパニーズタクシー!」と頭を抱えています。(日本人)
でも、これ、乗車拒否ではない場合が多いです。
確かに『乗車拒否』をする悪質なタクシードライバーがいるのですが、乗車拒否では無いケースの方が実は多いのです。
「タクシーに乗ろうと手を上げているのにタクシーが止まらない。」
こんな経験したことがある方は、本記事を参考に『上手なタクシーの止め方』を覚えて下さい。
※東京都心部のタクシーです。他の地域では異なるかもしれませんのでご了承ください。
まずは、タクシーの正面から『スーパーサイン』を確認しましょう。
まず、走っているタクシーを止める際に見ていただきたいのが、タクシー正面から見て左側、助手席側のダッシュボードの上にある『スーパーサインと呼ばれる表示灯』です。
このスーパーサインに表示してある文字によって『止まるタクシー・止まらないタクシー』が9割がたは分かります。
知っている人には当たり前かもしれませんが、知らない人も多くいるようですので順に説明していきます。
【空車】
『タクシーが唯一止まる』表示がこれです。逆を言えば空車以外のタクシーは基本的に止まりません。
【賃走】
お客さんが乗っている状態です。手を上げても99%止まりません。
【割増】
タクシーは22:00~翌5:00まで深夜料金で2割増しになりますのでその表示です。『お客さんが乗っている状態』ですので、99%止まりません。
【表示なし】
『賃走と同じくお客さんが乗っている状態』です。スーパーサインの種類によって、賃走と出るか表示なしになるかの違いです。
【回送】
休憩中や営業所に戻るなどの理由で『乗れない状態』です。しかし『手を上げたら止まる』タクシーもいます。
【迎車】
お客さんに呼ばれて向かっている途中なので99%止まりません。
【予約車】
お客さんが乗っている状態ですので99%止まりません。
【貸切】
一定時間タクシーを貸し切る際に表示しますので基本止まりません。
このように、スーパーサインが『空車』のみタクシーは止まります。
『空車』以外で止まるタクシーは『回送から空車に戻し忘れている』タクシーか、回送や迎車で走り周り、お客さんを物色して選んで乗せる『偽装表示している悪質なドライバー』です。
なので、『回送』のタクシーも手を上げれば止まる場合もあります。
どちらもタクシー違反何ですけどね…。
昼間と夜間で空車のタクシーの見分け方を変えましょう。
タクシーは昼と夜で『空車』見分け方のの難易度が変わります。
夜の方が簡単です。
「夜だと暗くて車内が見えないし難しそう」と思うのは間違いです。
タクシーの屋根に付いてる行灯(各社のマーク)が光っているか消えているかで分かります。
夜間はタクシーの屋根に付いている『行灯が光っているなら空車』ですので乗車することが出来ます。
※東京の都心部(特別区)の情報です。実車中でも光る地域のタクシーもありますのでご注意を!
昼間の方が空車のタクシーを見分けるのが難しいです。
夜の場合は、行灯が光っていれば『空車』ですので、後ろからでも判断ができます。
しかし、昼間は『行灯』では判断できないので、誰も乗っていなくても【回送・迎車】などの場合があります。
昼間は、正面から『スーパーサイン』を確認するか、横からドライバーに直接『乗れるか?』確認する必要があります。
特にJPNタクシーは要注意です!
東京都が推奨する次世代タクシー『ジャパンタクシー』が大分増えてきていますが、ジャパンタクシーは特に確認が必要です。
というのは、後部座席の窓にスモークが貼ってあるので外から中が見えにくいんです。
『スーパーサイン』や『行灯』のことを知らない人が、信号待ちのジャパンタクシーの中を「人が乗っているか?」ジロジロ物色してきます。
時折、ドアを開けようとする人もいるのですが、「乗っているお客さんが怖がっている」ので、自分でドアを開けるのは止めましょう。
ドアを空けようとした本人も『バツ悪そう』に逃げていきますよ。
ジャパンタクシーは目視では車内の状況が確認しにくいので【スーパーサイン・行灯・ドライバーとアイコンタクト】で空車か判断しましょう。
空車なのに手を上げても止まらない2つの理由
ここまでは『空車』のタクシーなら、必ず止まるくらいの書き方をしてきましたが、止まらないケースもあります。
では、どういった時に止まらないのか?解説していきます。
- 単純に気付いていない。
- 悪質な乗車拒否。
単純に気付いていないケース:
通常は空車にしている場合は、お客さんを探しながら走っているので直ぐに気付くのですが、他に気を取られているとお客さんが手を上げているのに気付かない時も多々あります。
「他の車やバイク・自転車を避けようと意識がそっちに行ってしまっている。」
「スピードを出し過ぎていて気付くのに遅れ止まる事が出来ない。」
「考え事・ボウっとしていて、全く気付いていない。」
『お客さんを探している状態』から別の事に意識がいってしまうと、どうしても気付かない時があるのです。
恥ずかしながら私も、たまにやってしまいます。
乗車拒否のケース:
お客さんを選んで乗せる悪質なドライバーもいます。
乗車拒否は『道路運送法』で禁止されていて、それをした場合ドライバーは罰せられます。
なので、あからさまに乗車拒否された場合はナンバー(無線番号)を控えて【東京タクシーセンター】にクレームを入れれば、悪質ドライバーは罰せられます。
ただ、先ほど書いたように故意ではないケースも多いので、その判断は難しいです。
そもそも、乗車拒否をするような悪質なタクシーに乗ったら乗ったで、遠回りされたり、近場だと舌打ちされたりと『嫌な思い』をさせられるかもしれません。
そんな悪質タクシーに乗らずに済んだと割り切った方が良いと思いますよ。
銀座は別次元、ルールを知らないとタクシーには乗れません!
東京でタクシーが最も集まるのが『夜の銀座』です。
多くのドライバーが一攫千金を狙って銀座に来るのですが、ドライバーに好き勝手やらせないように、銀座専用の『乗禁時間』というルールがあります。
平日の夜22:00~翌1:00まで、銀座の『メイン地区』ではタクシー乗り場以外で乗る事は出来ません。
過去に散々悪いことをしてきたのでしょう。
で、ドライバーがこの『乗禁ルール』を破ってお客さんを乗せると、厳しい罰則があります。
なので、この『乗禁時間』内は走っているタクシーに手を上げても絶対に止まりません。
乗せるのは、『新人』などの銀座のルールを知らないドライバーか、逆に銀座を知り尽くしたうえで乗せる『悪いドライバー』ぐらいです。
特に、女性の方は一人だと『乗禁時間帯以外』でもタクシーを止めるのが難しいです。
特に個人タクシー。ほぼ、止まりません。
深夜の銀座でタクシーに一人で乗る女性は、ほとんどホステスさんです。
なので『近場』なのが分かっているんです。
わざわざ遠くから、毎日出稼ぎに来る女性はいませんよね。
まあ、気持ちは解らなくもないんですけどね。銀座に行くタクシーは一攫千金を狙ったドライバーたちですから。
例えるなら、大間の黒マグロを狙う漁師たち。彼らはカツオには目もくれません。
なので、女性が深夜の銀座でタクシーを止めるならスーツを着た初老の男性に付き添って貰いましょう!
数台のタクシーが一気に止まる事でしょう(笑)
最後に:タクシーにスマートに乗車するために
止まるタクシーか?止まらないタクシーか?は、基本的には『スーパーサイン』を見ることが一番です。
ただ、夜間なら『行灯』でも解りますし、止まっているタクシーにドライバーとのアイコンタクトがいいです。
しかし、特に夜間の場合はドライバーの見落としもあります。
なので、ジッと手を上げているのではなく、大きく手をゆっくり振ると分かりやすいです。
止まらない悪質なドライバーに関しては、タクシーセンターに通報する手段もありますが、そんなドライバーのために労力を費やす必要ありません。
変なタクシーに乗らずに済んで良かったと思ってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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