花屋に転職希望する男性

こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)

劣悪な労働環境、最悪な人間関係、先の見えない自分に疲れ、転職を考えている方が多くいらっしゃるかと思います。

しかし、もし「お花に囲まれて働きませんか?」こんな求人情報が気になるようでしたら、転職を焦らない方がいいでしょう。

それは、あなたの心が弱っている証拠です。

私は20年間花屋で働いてきましたが、花屋に『癒し』を求めて転職をしてくる人をたくさん見てきました。

そして辞めていく人達もたくさん見てきました。

花屋に転職をして待っているのは『癒し』ではなく『後悔』です。

今回、すべてをお話しします。



花屋に転職してはいけない理由:花屋は5K仕事

忠告する女性

  1. きつい
  2. 汚い
  3. 危険
  4. 帰れない
  5. 給料安い

⑴きつい:花屋はハードな肉体労働

花屋は優雅に紅茶を飲んでいる暇なんかなく、毎日馬車ウマのように働きます。

冬は水が冷たく凍えながら働き、夏は大汗をかきながら暑さに耐え働きます。

それに、意外と花って重いんですよ。

もちろん1本1本は軽いですが、水を張った桶に、100本・200本の花を入れると結構な重量になります。

⑵汚い:花屋の手は常に汚い

花屋をやっていると「きれいな仕事でいいね」とよく言われますが、きれいなのは花であってスタッフはいつも小汚いです。

花屋さんに行って手を見て貰えば解りますが、手は荒れ花のアクで真っ黒です。

花の『アク』で洗っても落ちません!

なので、家族や彼女に理解を得ないと、意外と苦労することになります。

コンビニで買い物するのも恥ずかしいくらい常に手が汚れますからね。

⑶危険:花屋の手はいつも傷だらけ

ハサミやナイフを使うので、手を切ったりすることも多いです。

『花のトゲ』でケガをしてしまうこともよくあります。

そして花を作る際に使っている農薬も体に悪いです。

野菜と違って食べ物ではないので、基準が違うのか強烈な農薬を使ってるような気がします。

手の荒れ方もひどいですし、葉についている農薬らしき粉を吸い込むとひどくムセますからね。

⑷帰れない:繁忙期は家に帰れないのは当たり前

小売店だと、繁忙期である母の日・お盆・年末になれば家に帰れないことも珍しくありません。

私も過去に何度も徹夜も経験していますが、肉体労働の徹夜はきついですよ。

⑸給料安い:極めつけに給料が非常に安い

普通3K(キツイ・汚い・危険)の仕事は大変な分、給料はそこそこ貰えたりします。

だから稼ぎたい人は大変な仕事でも働いているのです。

しかし、花屋は肉体労働の3Kに、IT系にありがちな給料安くて帰れない2kを足した、全ての労働の悪い部分を寄せ集めたような5K仕事なのです。

花屋は平均の賃金が低い業界なのです。

花屋は年収300万~400万が妥当

指摘する女性

実際に花屋はどのくらい稼げるのか?と言いますと、本人の働きっぷりによりますが、大体年収300万~400万くらいだと思って下さい。

・1年目:~300万
・5年目:~400万
・10年目:~500万

花屋は技術のいる仕事なので1年目は凄く安いです。年収300万もらえればいい方です。

で、個人差はありますが、段々腕が付いてくる3年~5年目で年収400万前後くらいかな?ってところです。

私の見る限りになりますが、花屋で年収500万以上稼いでいるのは少数です。

  • 花屋で10年以上勤める人が少ない。
  • 会社の役職に就かないと年収500万は超えない。

さきほど書いたように、花屋は5K仕事で長く働く人が少なく、もともと業界自体給料が安いので役職にでも就かないと年収500万は超えません。

花屋で20年勤めた私の当時の収入

私は18歳の時にアルバイトで東京近郊の花屋に入り、時給は780円スタートでした。これは当時の最低賃金だったと思います。

そこで5年ほど働いて、辞める前の給料は月給26万円でした。

残業代なし、いくら働いても26万。

俗に言う『みなし残業』だったわけですが、若くて何も知らなかったですから、がむしゃらに働きましたよ。

月300時間以上は働いてましたね。込々の月給26万で…。

今思えば詐欺のような給料体系でしたが、花屋はそんなのザラです。

その花屋を辞めて、別の花屋に正社員として入りましたが、最初は額面で22~23万円スタートだったと思います。

で、ジワジワ上がっていき、10年目で役職に就き年収500万円、辞める前の勤続15年で550万円ほどでした。

「年収550万稼げるんならいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、18歳から、がむしゃらに働き仕事が認められ役職まで付いてようやく年収550万です。

かかっているストレスと仕事量は年収550万では、ハッキリ言って割にあいませんでしたよ。

男性を募集している花屋に女性はいません

落胆する男性

めし処に、ラーメン屋・うどん屋・スパゲッティ屋があるように、花屋の中にも色々な部門があります。

【街のフラワーショップ・ブライダル・セレモニー・ガーデニング】

  • フラワーショップ:正社員・男性枠は少なく、女性のアルバイトがほとんど。
  • ブライダル:上記に、+サービス残業がとにかく多い。
  • セレモニー:男性・正社員で募集していることが多い。
  • ガーデニング:専門知識が必要。現在は募集は少ない。

フラワーショップやブライダルは女性のアルバイトの募集が多く男性の社員での募集はほとんどありません。

特にブライダル部門は、給料が本当に安くヤバいの、万が一募集していても絶対にいってはダメです。

「勉強させてあげてるんだから」的な、怠慢な給料体系になってますので、年収200万も覚悟しなくてはいけません。

あと、ガーデニングは専門知識が必要ですし、ブームは去ってますので一般での募集自体ないと思います。専門学校からとかです。

男性を正社員で募集している花屋はセレモニー部門がほとんどです。

セレモニーとは葬儀のことで、お葬式のお花の飾りつけを専門でする仕事で私もセレモニー部門でした。

花屋業界では、セレモニーが一番給料がいい部門です。ですが…、

花屋への転職の理由が不純な男性は落胆します

花屋は女性が多い職場そんなイメージがあります。

それを求めて花屋に来る男性も少なくありません。

「女性に囲まれて働きたい」

しかし、女性が多いのはブライダルや街のフラワーショップで、男性を募集しているセレモニー部門に女性はほとんどいません。

もちろん、セレモニー部門で働いている女性も多少はいます。

『工業高校に数人いる女性』みたいな感じです。

葬儀の仕事は、お通夜の前に一気に飾りつけて、告別式のあとに一気に片付ける、非常に体力のいるガテン仕事で女性にはちょっとキツイ仕事です。

だから、男を募集しているんです。

そんなこととは知らずに、セレモニー専門の花屋に「女性がいっぱいの職場」や「優雅な花屋仕事」と勘違いをして入社してきて落胆sするのです。

ちなみに私が初めに働いた花屋は街のフラワーショップでしたので『女性10人、私1人』でしたが、その後セレモニー部門の花屋では『男性20人、女性0人』でした。

このくらい差があります。

セレモニー部門に行けば、男ばかりの職場で馬車ウマのように働き、街のフラワーショップやブライダル部門に行けば底収入が待っているのです。

「花屋で独立したい!」と考えている方は特に気を付けて下さい

昔は退職金で生花店を開く人が結構いました。

花屋はイメージだけはいい仕事なので「退職後はゆっくりと花屋でもやりたい」人が多かったのでしょう。

ですが、ノウハウやツテが無い者が退職後に軽い気持ちで初めて成功するほど甘い業界ではありません。

夢砕かれ、退職金をドブに捨てた話をいくつも知っています。

退職後や脱サラして花屋を開業するなら慎重に決めてくださいね。

毎月の家賃が払えるだけの安定した『定期の仕事』を確保してからがいいでしょう。

ブライダルやセレモニーは新規参入自体難しいですがね。

もし、嫁が「花屋で働きたい」と言ったら、全力で阻止するべきです

夫婦

あと、旦那一人の収入で生活できる時代ではないので、嫁さんに「働いてもらわないと困る!」というお宅も多いかと思います。

しかし、万が一、嫁さんが「花屋で働いてみたかったから、やってみるね!」なんてことを言いだしたら、絶対に阻止するべきです。

  • お金が目的で働くのに割に合わない仕事をする必要はない
  • パートで花屋に勤めると家庭に支障をきたす可能性が高い
  • 激務なので、この先に出産を考えているならやるべきではない

お金が目的で働くのに、割に合わない仕事をする必要は全くない

花屋は給料が少なく割に合わない仕事なのは女性のパートも一緒です。

  • 正社員であれば月給20万~30万程度、年収にして240~360万円前後が妥当
  • アルバイト・パートなら、その地域の最低時給スタートが多い

まあ、今は東京都の最低時給は1000円ほどまで上がっていますので、まだマシですがね…。

先程も言ったように私は10代のころ、時給780円で馬車ウマのように働きましたから(笑)

花屋は時給の割に割に合わない仕事

ただ、花屋はそんなに利益のでる仕事ではないので最低時給が上がったことで考えられるのは、日々の仕事をこなすために必要な最低人数を削ってくる花屋があるかもしれません。

「花屋さんを経営している人は良い人そうだから、そんなことしないでしょ!」と思うのは間違いです。

私は20年花屋業界を見てきて、それなりの立場にも就き多くの花屋経営者を見てきましたが、がめつい経営者ばかりでした。

最低限必要な従業員数を減らすわけですから、その負担は働く者にかかるわけです。

「パートだから」なんて関係ありません。

割に合わない仕事量が必ず待っています。

パートで花屋に勤めると家庭に支障をきたす可能性が高い

花屋は割に合わない仕事なので、直ぐに辞めてしまい人が安定しない業界です。

なので「未経験で何もできない」「扶養内のパート」といえど、期待され『馬車ウマ』のように働かされます。

もちろん暇な花屋もありますが、多くは忙しく人が足りていないから募集しているわけです。

で、そういった花屋に行くと「もっと、シフトに入ってくれ!」と高確率で『扶養控除内ギリギリ』まで働くことになります。

「月に3万くらい稼げればいい」と思い働きに出たはずなのに、月に8万円まで働かさせられると『家庭の事』が必ずおろそかになります。

特に、街の花屋は土・日・祝日が忙しい場合が多く、土日祝に出勤してくれるよう頼まれるケースが多いです。

繁忙期にはパートといえど、帰れないこともある

花屋の超繁忙期である【母の日・お盆・年末】は、休みなく働かされると思っておいて間違いありません。

母の日は毎年、第2日曜日と決っていて、ゴールデンウイークあたりからだんだん忙しくなってきて、当日の金・土・日は徹夜する花屋も多いです。

私も何度か徹夜して乗り切った年がありましたから。二度とやりたくはありませんがね…。

パートの主婦にそこまでさせる花屋はないとは思いますが、真面目な人ほどあの空気の中で帰るのが心苦しく遅くまで働いてしまうのです。

そして、同じくお盆・年末も同様に超忙しく一週間程度不眠不休で働くことになります。

高確率で子供に寂しい思いをさせることになりなる

自分が家事を手伝えるならいいのですが、自分も手伝えないし、まだ自分で身の回りのことをできない子供がいる家庭では、正直ちょっと花屋は難しいのです。

  • 仕事を優先すると家庭がおろそかになる
  • 家庭を優先すると職場でうまくいかなくなる

パートとはいえ、花屋で働くと社員と同じ悩みを抱えることになります。

子供がいない・もう一人立ちしている家庭で『本当にお花が好きだから、損得ではない』という人しか務まらない仕事なのです。

激務なので、この先に出産を考えている女性は働くべきではない

何度も言いますが、花屋は体に相当負担がかかる仕事です。

デパートに入っている花屋とかなら別ですが、街の花屋は『花のため』に暖房は基本かけ何ので超寒いです

なので、体を冷やさない方がいい女性には向きません。

私は専門家ではありませんので詳しくは解りませんが、妊娠している女性が体を冷やしちゃうと良くないようですね。

実際にあった女性従業員の出来事

それが原因か分かりませんが、私が勤めていた花屋で妊娠した女性がいたのですが、彼女は経済的にギリギリまで働こうとしたのですが『流れて』しまったのです。

本人からは「体を冷やしたのが良くなかった」と聞いています。

その後、その女性はしばらくしてからまた恵まれたのですが、ソッコーで辞めていきました。

「もう、あんな思いしたくない」と…。

花屋は出産を求めている女性には、あまり体に良くない仕事なのです。

女性ほど、花屋のような仕事にあこがれ「一度は働いてみたい!」と思うことでしょう。

しかし、花屋ほど割に合わない仕事はありません。

生活のためにのパートなら、なるべく家庭に支障が出ない割のいい仕事を見つけるべきです。



最後に:私の本音

花屋は『やりがい』だけで働いている人がほとんどで、超が付くほどのブラック業界です。

給料は安いし、休みも取りにくし、長く続けられる仕事でもないので、一家の大黒柱として不安のある仕事です。

私は、二度とやりたくない仕事ですね。

花屋に転職するなら、私の現職であるタクシーをおすすめします。

タクシーは仕事にやりがいはありませんが、自分の時間が多く取れるのでプライベートを充実させたい方には良い仕事です。

ただ、タクシーに転職をする際にも気を付けたいことがあります。

下記の記事には、タクシーへの転職を失敗しないための秘訣が書いてありますので気になる方は参考にして見て下さい。