
こんにちは、ショーです!(@privategadaiiti)
「会社、辞めたい…」
毎日、毎日、何十回、何百回、そう思っても辞められずにいる人は沢山います。
私も前職では、毎日「辞めたい」と思いながら、20年も務めてしまいました。
給料が特別いいわけではなかったですし、将来的に不安な仕事だったんですけどね…。
どうして「辞めたい」と思いながらも働き続けてしまうのか?
今回、「辞めたい」と思いながらも、辞められない原因になってしまう3つの感情を書きました。
辞めると言えない人は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事を辞めたいと言えない人が捨てるべき3つの感情
- ⑴感謝:社長がいい人だから
- ⑵罪悪感:周りに迷惑がかかる
- ⑶楽しみ:やりがいがあるから
⑴感謝:社長がいい人だから、辞めると言えない。
「業界や元請けがブラックなだけで、この会社の社長は凄くいい人だし、いっぱいお世話にもなった。」
これは、社長だけでなく上司や同僚にも同じことが言えますが、小さい会社ほどありがちな理由で、自分の会社の社長に感謝の気持ちを持ってしまうとなかなか辞めると言えません。
確かにお世話になったのかもしれません。
でも、今日までにそれは返せているのではないですか?
「辞めたい」と思うほど一生懸命働いてきたのではないですか?
所詮身内ファースト、やれる社員よりやれない身内
これは、私の前職での話になります。
黙って、会社から『無駄な人件費』だけ取っていればいいものを、普段働きもしないのに『仕事のやり方』を変えようとするどうしようもない二世。
そして、仕事もまともにできない身内の言うことばかりを通す社長。
我慢し続けましたが『ある一件』で、私の堪忍袋の緒が切れ退職することを決意しました。
当時、私は会社の役職で業務の中心にいました。その私が『辞める』というのですから、さすがに社長から引き止められます。
日付も変わろうかと数時間に渡る話し合いで、社長から「改善するから残って欲しい。これからの会社を見て欲しい。」とまで言われ、さすがにゴリ押しできず『保留』という形で、その日は終了しました。
しかし、次の日。
社長が私の前に現れ、淡々と「昨日の件、受理しますから。」と…。
おそらく私との話し合いのあと、『二世』と決めたようですね。
社長は『会社の質』より『身内』を選んだという事です。
お世話になったから残るのではなく、自分のために辞めるという選択も必要です。
⑵罪悪感:自分が辞めると周りに迷惑がかかってしまう。
「今、自分が会社を辞めてしまうと、残るみんなに迷惑をかけてしまう。」
罪悪感で辞められない。
これもありがちな感情ですが、責任感が強いから辞めることに罪悪感を感じて辞めることができない人も多くいます。
自分が今までやってきた~。
自分がいなきゃだめだ~。
自分が~。
まさしく私がこれだったのですが、
でも、その心配はいりません。
社員が自分一人しかいない会社なら別ですが、たとえ自分が会社の中心人物だったとしても、残った社員たちでちゃんと仕事を回しますから…。
- 上が辞めれば、下から上がってきます。
- 下が辞めれば、また下が入ってきます。
会社は、また別の形で進んで行くのです。
⑶楽しみ:仕事にやりがいを感じている。
「給料も安い、仕事も大変、でもやりがいのある仕事なんだよ。」
やりがいのある仕事は辞めたくなるくらい大変だと思うべきです。
- やりがいのある楽しい仕事=ブラック
- やりがいのないつまらない仕事=ホワイト
決められた労働時間内での単純作業にやりがいを感じる人はいませんよね?
そこに魅力を感じる人はいるかもしれませんが…。
やりがいのある仕事は時間を決めてやるものではありません。
自分で考え、動き、結果を出す。
その達成感にやりがいを感じ仕事が楽しいと思うわけです。
そのような仕事は労働時間が長い・給料が安い・雇用条件が悪い仕事が多いです。
だから辞めたい…、でもやりがいのある仕事だから続けたい気持ちもある。
仕事に何を求めるのか?
給料なのか?労働時間なのか?雇用条件なのか?やりがいなのか?
自分が優先したいことが明確になれば、答えはでるはずです。
私が20年働いた花屋も『やりがい』で辞められなくなる仕事
花屋は、花束やアレンジメントを自分で考え『活ける』ことに楽しさややりがいを感じます。
寸法が決まっているものを淡々と作るのではなく、アートの世界ですね。
ただ、花屋の仕事は激務なのに給料は激安です。残業代も基本的に出ないことも多く、労働条件は最悪な業界です。
にもかかわらず、働く人がいるのは、やりがいだけはある仕事だからです。
それに、あれだけ辛い思いをして辞めていったのに『別の花屋で働いていた』なんてことよくあります。
やりがいが「もう一度やりたい」と、思わせてしまうようです。
私は二度とやりたくはないですけどね…。
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会社を辞めたいなら、持つべきたった1つの感情
ここまでで、会社を辞めたいなら捨てるべき3つの感情をお解りいただけているかと思います。
ただ、会社を辞めるには、最後に必要になる感情があります。
勇気です。
辞めると言える勇気がないと、結局言えずに我慢して働くことになります。
でも、それが一番難しいんです。
「今日こそ言うぞ!」と思っても、なかなか言えないんですよね。
勇気を出すには、ちょっとしたコツがあります。
普段から勇気を出し慣らしておくことです。
たとえば「入ったことが無いラーメン屋に入る」そんな事でいいのです。
新しいこともしない、刺激の無いマンネリした生活を送っていると、いつもと違うことが出来なくなります。
失敗したくない。
この気持ちを持ってしまうと、新しいことへの勇気を出せなくなってしまいます。
会社を辞めて、新しい道を行く。
こんな大それたことができなくなってしまうのです。
日頃から、新しいことにチャレンジして勇気をだし慣れておくことで、『会社を辞める』という大きな勇気が必要な時に出すことができるのです。
まとめ
会社を辞めたいなら、捨てるべき3つの感情があります。
- ⑴感謝:社長がいい人だから
- ⑵罪悪感:周りに迷惑がかかる
- ⑶楽しみ:やりがいがあるから
会社の社長や上司、同僚に「良くして貰っているから」という、感謝の気持ちを持ちすぎると辞めると言えなくなります。
なので「良くしてもらった分、一生懸命働いて返してきた」という気持ちを持つと少し楽になるかもしれません。
そして、自分が辞めると会社が回らなくなり皆に迷惑がかかるという考えは間違いです。
残るみんなも大変なのは少しの間です。すぐに会社は新しい形で進んで行きます。
労働条件が最悪でも、人間関係が良いとなかなか「辞める」とは言いにくいですが、どこかで見切りを付けないとズルズルいってしまう事になります。
そして、仕事にやりがいを求めるのか?雇用条件を求めるのか?の答えが出れば、辞める決断もできるはずです。
家族との時間が取れない、趣味も持てないような仕事を続けていくのか?
何のために自分が働いているかを考えれば、辞める決断もできると思います。