【ストレスが溜まる仕事】私の心を歪ませた葬儀業界について

こんにちは、ショーです。

今回は、私の前職である葬儀業界の大変さと20年働いた先に待っていた自身の心の歪みについて書きたいと思います。

葬儀業界の仕事は非常に厳しくストレスがかかります。

もし、今「葬儀業界に転職でもしようかな?」と軽い気持ちで考えている方がいるなら、まずはこの記事を読んでみて下さい。

そして、休めない仕事に就いてしまうと、どれ程のストレスがかかってしまうのかご覧ください。



働く者の心を歪ませる葬儀業界について

悪徳葬儀社

【葬儀社は銭ゲバの集まり】
【関連業者は銭ゲバの下僕】
【私は関連業者の中間管理職】

この関係を頭に入れ先の記事をご覧ください。

私は高校を中退して遊び歩き18歳の頃に葬儀業界に足を踏み入れました。

正確に言うと『葬儀社』ではなく関連の取引業者になります。

20年前の葬儀業界は『葬儀屋さん』と呼ばれ、我々取引業者も『お手伝いさん』感が強く、それ程厳しい業界ではありませんでした。

しかし、現在は『葬儀社』と呼び、取引業者も『セレモニースタッフ』として、一葬儀に携わり非常に厳しい業界に変わっています。

それは葬儀がビジネス化し過ぎたためです。

基本的に葬儀費用は高額ですが、葬儀費用自体は現在より20年前の方が高かったかもしれません。

以前は「葬儀費用が高い」など口を出す事がタブーとされていて、ボッタクられることが多かったのです。

しかし、現在はネットが普及され、葬儀について様々な情報を得る事ができ葬家が選べる時代になりましたので、以前よりは簡単にボッタクられる事は無くなりました。

特に最近は、葬儀内容よりも値段で決める傾向があり「安ければ安いほどいい」と費用を出さなくなってきています。

葬儀をビジネス化しすぎて社員たちに待っていたものは…

葬式費用を出さなくなってきた遺族から、いかにむしり取るかばかりを考え『人の最後』という、非常にナーバスな事をビジネスにしてしまった葬儀社たちの心は歪んでしまいます。

遺族の気持ちを汲むよりも、『売り上げ』つまりは『自分の給料』しか考えていないのですからね。

『人様の最後を送る仕事をしたい』そんなドラマのような葬儀社はいません。

中にはいるのかもしれませんが、多くは金のためにやっている銭ゲバの集まりなのです。

人当たりの良かった社員の心も歪ませる葬儀業界

心が歪んでしまった人

葬儀業界は365日24時間稼働の仕事で、夜中だろうが、元旦だろうが、関係なしに仕事が入ってきます。

ロクな睡眠もとれず、365日24時間『売上、売上、ノルマ、ノルマ、金、金、金』と言われ続け、人をだますような仕事を続けて行くうちに、葬儀社の社員たちの心はどんどん歪んでいきます。

入社したての頃はあんなに人の好さそうな人だったのが、段々攻撃的な目つきになっていくのです。

そして、たまったストレスは我々取引業者に向けられます。

心の歪んだ葬儀社から強要されタダ働きする日々

NOと言えない取引業者にいじめのような事をするのは日常茶飯事でしたが、特に酷かったのは金銭面的強要、つまりはただ働きです。

葬儀社たちは自分の給料のために、遺族からお金をむしり取ります。

必要のない物や、高額の物を「これが無いと葬儀は出来ない」と言わんばかりに売りつけてきます。

ビジネスなので、当然と言えば当然かもしれません。

問題なのは、お金をむしり取ってきたのに取引業者にタダでやらそうとするのです。

それに答えないと二言目には取引停止の言葉を使い圧力をかけてきます。

自分達の私利私欲のため、取引業者にタダ働きを強要するのです。

「お前ら、誰のおかげで飯食えてんだ。」
「嫌なら辞めろ」

そう言われては、ただ働きをするしかありません。

ギリギリの売り上げしか上げさせてくれない反動は、我々取引業者の給料に影響が出ます。

着信音に怯えストレスに…

仕事の電話に怯える人

取引業者の中間管理職だった私は、担当する葬儀社も持っていたのですが、特に癖の強い葬儀社の社長の担当で、本当に辛い思いをしました。

夜中だろが、明け方だろうが、前もって伝えておいた夏季・冬季休暇だろうが、お構いなしに電話をかけてきます。

そして電話に出ないと異常にキレます。
直ぐに折り返しても、すでに怒って出ません。

『今日は電話に出れない』と前もって言っておいても「電話に出ないなら、仕事やらねーぞ!」の一言。

特に、こういう時にかけてくる電話は「悪いけど、タダでやってくれ」と訳アリな電話が多く、この後、上司に上手く報告したり部下に細かく説明したりと手間がかかります。

家族旅行や身内の集まりの中、この電話を受け続けると本当に心が病んでいきます。

心の休まる時が無く、自分の携帯電話が鳴るたび着信音に強いストレスを感じ、無音にして気付かずに電話に出れないと大変な事になるし…頻繫に着信音を変えないと頭がおかしくなりそうでした。

葬儀業界でかかる一番のストレスは予定が立たない事です。

男性

人がいつ亡くなるかなんて誰も分かりませんし、亡くなったら直ぐに葬儀の準備に入ります。

なので、基本的に常に時間に追われ、昼飯を食べる時間も取れない事が多い仕事です。

明け方に亡くなったとして、早ければその日にお通夜をします。

その場合は、朝一番でその日の仕事が増えるのですが、2件、3件と増える事もあります。

しかし、そこまで対応できるほど、取引業者は人材に余裕があるわけではありません。

では、実際その場合はどうするのかというと、休みの社員が急遽出勤しなくてはいけません。

何の予定もなく、家にいるのなら構いませんが、予定があり出先から戻って出勤しないといけない時もあります。

大事な予定があり前もって休みを申請していても、お構いなしに会社のキャパをはるかに超える仕事量が入ってきてしまうと、

「いらねーよ、こんな仕事!」
「この1件さえ、増えなければ休めたのに!」
「何で今日死ぬんだよ!」

と、歪んだ考えになってしまうのです。

でも、自分の大事な予定をキャンセルして、人の最後をこころよく送る事ができるでしょうか?

私は独り身の頃は、渋々ですが仕事優先の気持ちで出来たのですが、家庭を持つとそれが出来なくなってしまいました。

家族との大事な時間、子供の大事な成長を見逃してまで、仕事優先にはなれませんでした。

心が歪みだんだん仲間同士でもいがみ合うようになってしまいます。

中間管理職だった私は、従業員のシフト管理もしていましたが、このような仕事のシフト管理は不満が出やすく難しいです。

出勤してくれる社員は、大体いつも一緒。

で、会社のために休日出勤してくれる社員にちょっと目をかけてあげると、不平不満を言う休日出勤してくれない社員。

かつては、仕事帰りに一緒にスロットに行ったり飲みに行ったりした同僚とも段々険悪になり、口も利かなくなってしまい会社内の空気も本当に悪くなっていました。

そして、どう考えても人手が足りない中、従業員を増やすよう嘆願しても人件費削減を優先する、自分の保身しか考えないバカ上司とも険悪になっていきました。

もう、限界でした。



転職で自分の心が歪んでしまっている事に気付きました。

私はこんな葬儀業界に限界を感じ、現職のタクシーに転職をしました。

タクシーは運転特有のストレスはあるものの、人間関係のストレスが無く、他の仕事と比べて自由度も高いので仕事のストレスが少なく、ゆっくりと生きれている気がします。

葬儀業界から転職をして3年ほど経ちますが、最近自分に対して「俺、心が歪んじまったな」と気付きました。

というのは、人を信じられず、まずは疑ってかかる癖がついてしまっているのです。

「何か裏があるんじゃないか?」
「後々何か要求されるんじゃないか?」

葬儀業界で人間の心の汚さを見続けてきた私は、人が善意でしてくれている事を、悪い方にしか考えられないようになっていたのです。

今でもそれが出てしまっているのことがあるのですが…

同期や新人たちは、売上を伸ばすために先輩や上司に色々聞いて回っているのですが、私は「教えて貰うと後々何か要求されるんじゃないのか?」と考えてしまい、教えを乞えないのです。

元々は、そういうタイプではなかったはずなのですが、人間不信になってしまっているんですね。

家族や昔からの親友ぐらいしか心を開けなくなってしまったみたいです。

まあ、仕事だけが原因ではないかもしれません。

過去に色々騙されてきたことも原因の一つかもしれません。

しかし、「自分の心は歪んでいる」と自己判断は出来ているので、この先徐々に直していきたいと思っています。

最後に…

ストレスのかからない仕事なんて無いと思いますが、過度にストレスがかかる仕事を続けていると心が病む原因になってしまいます。

そんな仕事のために、人生を棒に振るなんて勿体ないですよ。

新しい道をさがし、人生楽しく生きたいものですね。

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